自然

2008年7月20日 (日)

桃ノ木川自然観察会 『アオハダトンボとその行動を観察しよう』

今日は南橘の自然と観察と環境を守る会主催の自然観察会が桃ノ木川上流で開催されました。
この自然観察会には昨年も参加し、それがきっかけで桃ノ木川に興味を持つようになりました。

この時期、桃ノ木川上流の見どころと言えばやはりアオハダトンボバイカモです。
両者とも自然豊かな清流に見られる動植物です。町の中を流れる桃ノ木川で見られるのは面白いですね。

アオハダトンボ ♂
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青藍色にきらめく翅。何度見てもその美しさに感動します。

アオハダトンボ ♀
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翅にある白い偽縁紋が特徴

今日の観察会のテーマは「アオハダトンボとその行動を観察しよう」ですが、潜水産卵を観察することができました。

ちらほらと花を咲かせ始めたバイカモに産卵。
翅の先だけが水面上に出ています。
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翅を含めて全身が完全に水中に入っています
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アオハダトンボはこのように、水中の水草などの茎に卵を産み付けます。ですから、アオハダトンボの繁殖には水草の繁茂した流れが必要。植物のない三面コンクリート水路では水質がいくら良くても繁殖できません。

今日、確認されたアオハダトンボは♂46匹、♀22匹でした。

アオハダトンボによく似たハグロトンボ♂
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アオハダトンボに比べて体がひとまわり大きいこと、翅の先端部のふくらみがなくスマートであることで見分けます。

ハグロトンボのペア
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手前がオス、その向こうでメスが産卵しています

ソクズ  別名クサニワトコ
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スイカズラ科ニワトコ属の多年草
花序の中に見える黄色の盃型のものは蜜がたまっている腺体。
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小さなアリが集まっていました。

ヘクソカズラ
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いくら葉や茎が臭いからといっても可哀想な名前です。でも、万葉集にも登場するらしいので、大昔から親しまれていた?植物なんですね。
ヤイトバナやサオトメバナという別名もありますが、ヘクソカズラという名前に取って代わることはないでしょう。変な名前のほうが覚えやすいですから・・・

ガガイモ
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ガガイモ科の多年生ツル植物
種子はふわふわの綿毛だそうです。でも、その前に刈り取られてしまうことが多く、なかなか見られないそうです。う~ん、見てみたいな。

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2008年6月29日 (日)

橘山自然観察会

今日の前橋は朝から雨。この雨の中、前橋市北部の橘山で開催された自然観察会(前橋市環境課主催)に参加しました。

生憎のお天気で、参加者は私を含めて僅か3名。講師の先生がお二人でしたので、ほぼマンツーマン状態の贅沢な自然観察会でした(^^)

橘山は前橋市田口町と渋川市北橘町にまたがる標高228mの小山。約20万年前、まだ荒ぶる火の山だった赤城山が大噴火を起こし、山頂部が吹き飛んだときに発生した岩屑雪崩が赤城の斜面を利根川まで流れ下り堆積してできた山です。このようにしてできた地形を「流れ山」と呼びますが、この周辺には橘山の他にも十二山など、いくつかの流れ山地形が見られます。

「橘山」という名前は、日本武尊が東征の際にこの山で休息し、海神の怒りを鎮めるため身代わりとなった后の弟橘姫を偲ばれたという伝説に由来します。

橘山の植生の特徴はアラカシ、シラカシ、シロダモなどの照葉樹が多いこと。橘山のアラカシ林はこの地域の原植生群落です。

面白い虫こぶ(虫えい)がありました。
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エゴノキにできるエゴノネコアシです
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エゴノネコアシアブラムシの寄生によりできた虫こぶです。エゴノネコアシアブラムシは虫こぶから出た後はイネ科のアシボソに寄生し、それを繰り返します。

遠目にはキイチゴのように見えるこの赤い実はコウゾの実です。
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コウゾは和紙の原料としてよく知られた落葉低木。その実はねっとりとして甘く、トロピカルフルーツのような味わいでした(^^)

橘山にはエドヒガンやカズミザクラがたくさんあると教えていただいたので、来年の桜シーズンには是非訪れてみようと思います(^^)

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2008年5月28日 (水)

桃ノ木川の生き物

私の鳥見フィールドでもある桃ノ木川は前橋市田口町で広瀬川と分かれ、途中で細が沢川、大堰川、赤城白川、竜の口川、藤沢川、寺沢川など赤城南西麓の主な河川をあわせ、駒形町で再び広瀬川と合流する全長17㎞の河川です。

昨日と今日は桃ノ木川でカワウの調査。

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カワウがいた場所の魚の種類も調べました。
桃ノ木川で見つけたちょっと面白そうな生き物たちを紹介します。

カマツカ
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砂地を好み、下向きの口で餌を砂と共に吸い込み、その中から餌だけ選んで、残りはエラから吐き出します。群馬県内にはソウゲン、ソウゲンボウ、ミョウゲン、ズカボ、ガギンボ、ダンギソー、スナモグリ、ドンチなどたくさんに地方名があります。
私は食べたことがありませんが、美味しい魚らしいです。

ウキゴリ
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ハゼ科の魚です。顔つきがゴツイですね(^^)

スナヤツメの幼生  (大きなミミズではありません)
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いわゆる八目鰻の仲間です。スナヤツメの幼生(アンモシーテス幼生)は目が無く、泥の中のもぐって有機物やケイ藻類などを食べています。
成魚になると消化管が退化してしまい、全く餌をとらず産卵場付近まで移動し、そこで越冬、翌春に産卵して一生を終えます。群馬県動物レッドリストでは【絶滅危惧Ⅰ類】

ヤマメの稚魚
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こんなきれいなヤマメも採れました。姿形からおそらく天然モノだと思います。

バイカモ
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上の写真では花がまだ開ききっていませんが、花の形が梅の花に似ている藻であるから「梅花藻」の名があります。
水のきれいな清流で生育することで有名なキンポウゲ科の水草です。
住宅街を流れる桃ノ木川で見られるなんて意外でしょ。桃ノ木川に対する印象を少しだけでも変えて頂ければ幸いです。

コアジサシ
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南半球から渡ってくる小型の夏鳥。空中から魚を狙ってダイビングします。

カルガモのひな
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いったい何羽いるんでしょう? 数えたら14羽もいました(^^)
カルガモの産卵数の最高はどれくらいなんだろう??

こんな飛行機雲も見られました。
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2008年5月18日 (日)

ヤリタナゴ観察会 (藤岡市)

群馬県にはかつて、ミヤコタナゴ、ゼニタナゴ、タナゴ、アカヒレタビラ、ヤリタナゴの5種類の在来タナゴ類が生息していましたが、ヤリタナゴを除き姿を消してしまいました。

ヤリタナゴは北海道を除く全国各地に分布し、在来タナゴ類の類のなかでは分布域が広く、生息数も多いタナゴです。環境省のレッドリストにも登載されていません。
しかし、群馬県内でヤリタナゴが生息しているのは藤岡市の岡之郷用水付近のみで、群馬県レッドリストでは『絶滅危惧Ⅰ類(県内で絶滅の危機に瀕している種)』に指定されています。
また、藤岡市ではヤリタナゴを天然記念物に指定して保護しており、また地元の人たちを中心にヤリタナゴとその生息環境の保護活動も行われています。

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今日は、毎年この時期の恒例となっているヤリタナゴ観察会が生息地で開催されたので、行ってきました。
この観察会はヤリタナゴの保護に取り組んでいる「ヤリタナゴを守る会」、「ヤリタナゴ調査会」、「やりたなごの会」の共催で行われています。

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ヤリタナゴは獲ることが市条例で禁止されていますが、この観察会では自分の手で捕まえて観察することができます。

ヤリタナゴ

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タモロコ

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ドジョウ

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ヨシノボリ

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カワトンボの仲間の幼虫(ヤゴ)

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アメリカザリガニ

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藤岡市ではヤリタナゴだけでなく、マツカサガイとホトケドジョウも天然記念物に指定しています。それはヤリタナゴを保護するためには、これらを同時に保護することが必要だからです。

ヤリタナゴはマツカサガイに卵を産み付けます。生まれた仔魚は全長10㎜くらいになるまで貝の中で過ごした後に外に出てきます。一番弱い卵と仔魚の時期を貝という砦の中で守ってもらう戦略です。

マツカサガイ

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ヤリタナゴの産卵母貝であるマツカサガイは川底が砂や砂礫質で水量が比較的安定した水のきれいな小河川に生息しています。マツカサガイの幼生はホトケドジョウなどのヒレに寄生して成長します。

捕まえた魚たちを水槽に入れて、じっくり観察しました。

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ヤリタナゴは繁殖期を迎えていますので、オスにはきれいな婚姻色がでています。産卵管が伸びているメスもいました。
(もちろん観察終了後、ヤリタナゴはもとの生息地に戻されます)

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今回は親子連れを中心に、これまでの最高の100名を越える参加者がありました。身近な自然に対する関心の高さを表しているのでしょう。
タナゴ類は複雑な繁殖生態をもつので保護増殖は他の魚種よりも困難で、地域の人たちの理解と協力が必須です。その意味でも毎年行われているヤリタナゴ観察会は重要だと思います。

ヤリタナゴと仲間たち(藤岡市)

群馬県自然環境情報システム(群馬県)

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2008年5月 4日 (日)

新里のサクラソウ(桐生市)

江戸時代から盛んに品種改良の行われてきたサクラソウには多くの園芸品種がありますが、野生のサクラソウは明るく湿った草地を好み、低地の河川敷や山麓の疎林下など、人里に近いところに多く自生します。このような場所は、開発の影響を受けやすく、また盗掘などで自生地は次々に姿を消していきました。

桐生市新里町には今では貴重になったサクラソウの自生地があります。

国道353号線沿い、市の天然記念物に指定されている板橋地区の自生地

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小さな自生地ですが、草に混じってサクラソウが可憐な花を咲かせていました。

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ここにはサクラソウを誰でも間近で見られるようにバリアフリーの「サクラソウふれあい公園」が整備されています。

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自生地内は立ち入り禁止ですのでサクラソウの美しいお顔のアップはこちらの公園で

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サクラソウふれあい公園から向かった先は、同じく新里町の赤城山舟原地区にある「新里のサクラソウ群落」
この自生地は群馬県の天然記念物に指定されています。

駐車場に車を停めて雑木林を歩いていくと、サクラソウの自生地が現れます。

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野原一面を覆い尽くすサクラソウの大群落を期待して行くと、少々ガッカリするかも知れません。
でも、ここは公園のチューリップ花壇ではなく、野生のサクラソウの自生地。周囲の環境やそれを保護している地元の方々のご苦労なども考えながら観賞したいです。

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自生地内は当然の如く【立ち入り禁止】ですので、アップで撮るには望遠のカメラが必要です。

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もし仮に、県天然記念物として保護されているこのサクラソウ群落が以前よりも衰退しているのだとしたら、自生地を守ることは、それほど難しいことだということを表しているのではないでしょうか。
身近な自然環境は大切にしたいですね。

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自生地内に咲いていたニリンソウ

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雑木林で見つけたジュウニヒトエ

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“十二単”とは優雅な名前でございますねぇ

新里のサクラソウ自生地(桐生市)

サクラソウ(環境省“インターネット自然研究所”)

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2008年5月 3日 (土)

嶺公園 & 藤沢川

今朝は雲が多く、時折小雨が降るぐずついたお天気でしたが、昼前くらいから日が射して、蒸し暑くなりました。前橋の最高気温は6月上旬並の25.4℃でした。

午後から嶺公園に出かけました。
林の木々は葉を茂らせ、来るたびに鳥が見づらくなってきています。
遊歩道を歩いていくと見たことない鳥を発見。シロハラに似ていますが、脇腹が赤茶色をしています。
アカハラのようです。

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この他に、青っぽくてオオルリよりも小さな鳥(コルリ?)、キビタキ、コゲラ、ホオジロなどを見ましたが写真は撮れず・・・。
落ち葉の時期までは鳥たちとかくれんぼを楽しむことといたしましょう(^^;)

スミレの仲間が何種類か咲いていましたが、名前は分かりません。
これはアケボノスミレかな?

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オオデマリ

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ヤブデマリからつくられた園芸品種。林の中で白い手鞠のような花がとても目立っていました。

ニシキギの花

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紅葉が見事なニシキギですが、花は黄緑色で地味ですね。

嶺公園から帰った後、次女と家の近くを流れる藤沢川へ。

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人家や農地の間を流れる小河川ですので、川底にはゴミが目立ちますが、水そのものは澄んでいます。川底の石をひっくり返すとカゲロウ類やトビケラ類の幼虫が結構たくさん見られますので、水質はまぁまぁ良さそう。今度パックテストで調べてみよう。

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岸辺にたくさんあったオランダガラシ(クレソン)

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オランダガラシ(クレソン)には、どちらかと言うと良いイメージを持つ人が多いと思いますが、ヨーロッパ原産の帰化植物です。1870~71年頃に食用・薬用として導入され、繁殖力が強いので各地で野化して広がりました。水辺の希少植物を駆逐したり水路の雑草として問題になるおそれがあるとして「要注意外来生物リスト」に登載されています。

カワゲラの仲間

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サワガニが捕れて次女は大喜びでした(^^)

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高崎市を流れる烏川に架かる橋の下にたくさん見られたイワツバメの巣。

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こちらは建築中

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イワツバメの本来の営巣地は山地や海岸の岸壁ですが、人里近くでは橋桁の下に巣を作るのがよく見られます。

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2008年4月 4日 (金)

カタクリ 春の儚いもの (みどり市 岩宿の里)

みどり市笠懸町の岩宿遺跡周辺は「岩宿の里」と呼ばれています。
この地は日本で初めて旧石器時代の遺跡が発見されたことで有名ですが、カタクリの大群生地としても知られ、毎年3月下旬から4月初旬にかけて稲荷山の北斜面約2.4ヘクタールに自生するカタクリの花が見頃となります。

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春、まだ葉が茂らない明るい雑木林の林床に姿を現したカタクリは紫色の可憐な花を咲かせます。そして木々の葉が茂る夏には姿を消してしまいます。
このように雑木林(落葉広葉樹林)の光環境に適応した生活史をもつ植物をスプリングエフェメラル(春の儚いもの)と呼びます。

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市販の片栗粉は馬鈴薯デンプンですが、本来はカタクリの球根(鱗茎)から作られていました。現在ではカタクリの生育地は減少し、群生地はここのように観光スポットになっているほどですが、昔は片栗粉にするくらい大量に採ることができるどこにでもある植物だったのでしょう。

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カタクリをはじめとして里山の環境に適応した動植物は、人の生活に変化により里山が荒れ果てていくのに合わせて姿を消していきました。

身近な自然を守るということは、手つかずの原始の自然を守ることよりもある意味難しいことなのかも知れません。

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岩宿の里のカタクリはすでに見頃のピークは過ぎていましたが、明後日くらいまでは十分楽しめると思います。

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みどり市観光情報

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2008年3月13日 (木)

敷島公園さくら情報-1

今日の前橋は、朝の最低気温が5.2℃で4月上旬並、最高気温は13.7℃で3月下旬並の暖かさでした。
早くソメイヨシノの花が見たいなぁという気持ちは膨らむばかりです。

ということで、今日から敷島公園周辺のサクラ情報をお伝えしたいと思います。

ソメイヨシノのつぼみの様子を中心にカワヅザクラ、エドヒガン、枝垂れ桜などの状況もレポート。それから、雑草とか鳥や虫のこととかも併せて・・・・。ん? 普段とあんまし変わらないですねぇ・・・・

今日のソメイヨシノ

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ソメイヨシノの花芽の様子は昨日とほとんど変化なし。よ~く見比べると多少は大きくなったかな?

足元に目をやれば、オオイヌノフグリの花畑の中にカラスノエンドウが伸びてきていました。

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花がホトケノザによく似ているヒメオドリコソウ

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今年初めて見た元気に活動するナナホシテントウ

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マツの上に止まっていたのはダイザギ

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そしてハシボソガラス

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梅の花は盛りを過ぎ、花弁がハラハラと散りだしました。この木にやって来るメジロの数も少なくなってしまいました。

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ウェザーニュース さくらCh.

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2007年12月27日 (木)

冬の敷島公園 ~お艶が岩~

今日は、風もなく穏やかな日だったので昼休みに敷島公園を散歩。

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ボート池は冬季休業中。オナガガモやカルガモがいました。

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ボート池と道を隔てて南側にある池には、赤みを帯びた大きな岩があり、「お艶が岩(おえんがいわ)」と名付けられています。
昨年紹介した「岩神の飛石」に似た感じの岩です。
約20万年前に起こった赤城山の大爆発で山頂部が崩壊した際に崩れた岩の一部と言われています。

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見るからに、伝説がありそうな雰囲気の岩です。
「お艶」は女性の名前、多分悲恋の話だろうと容易に想像できますが、そのとおり。
『その昔、お艶という美しい娘が、利根川の対岸に住む青年に恋をした。
はじめは川を越えて会いに来ていた青年だが、次第に熱が冷めてついには姿を現さなくなってしまった。
お艶はこれを悲しみ、この岩から恋人の名を呼びつつ身を投げた』
という話が伝わっています。

そして、もう一つ、この岩にまつわる驚くような伝説があります。
この岩のある池の畔に建つ「お艶観音」の横に、その伝説を刻んだ石碑があります。

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『この〝お艶が岩〟には、こんな話が伝えられています。
「お艶とは」、実は〝淀君〟だったということです。淀君といえば豊臣秀吉の側室で、慶長二十年(一六一五)大阪夏の陣に際し、わが子秀頼とともに大阪城の天守閣で炎の中、自刃したと伝えられています。
ところが、対岸にある元景寺に伝わる話によりますと、淀君は、大阪夏の陣に出陣した総社城主秋元長朝の陣に助けを求めてきました。
長朝は、淀君を篭に乗せ木曽路を通り総社に帰りました。
もちろん当時、淀君をかくまったとあっては、たいへんなことですから、〝大橋の局御縁〟と呼んでいました。
その後、幾星霜、この城でなに不自由なく過ごしていた淀君でしたが、過去の悲哀に耐えきれず、遂には世をはかなんで、この岩の上から利根の激流に身を投じたといいます。
この〝御縁〟が語りつがれていくうちにいつしか〝お艶〟にかわり、だれいうことなく、この岩を〝お艶が岩〟と呼ぶようになったいうことです。
総社の元景寺には、〝淀君の墓〟といわれるお墓があり、淀君が使ったという、お篭も残っています。』

両方の伝説とも利根川対岸の総社地区と関連しているのも興味深いことです。
前橋の淀君のお墓にも今度行ってみよう。

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おまけ

集合!

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整列!

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ムクドリ軍団

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2007年12月25日 (火)

赤城山 あかぎやま

上毛かるたに「裾野は長し 赤城山」と詠われる赤城山。
群馬県の中央にある美しい山。日本百名山の一つにも数えられています。

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赤城山は県民にとても親しまれています。それを表す面白い調査結果があります。
田中牧氏による県内527校の小中学校校歌の調査です(1988年)。
それによれば、校歌の歌詞の中に「赤城山」が出てくる割合は41.7%。赤城とともに上毛三山に数えられる「榛名山」は17.5%、「妙義山」は6.1%ですからダントツです。

私が通った小中学校ではどうだったか?
「高崎市立佐野小学校」の校歌、歌います!

 ♪ 山川清き 上毛の
   佐野の名におうこの里は
   からすの川の昔より
   名に流れたる 里ぞかし

   教えの庭に つどう子よ
   学びのわざにいそしみて
   広く世のためつくしつつ
   里の名あげよ いや高く ♪

あれ? 出てきませんでしたね(^^;)
高崎市立佐野中学校の校歌には3番に榛名と並んで出てきます。

 ♪ 悠久の 赤城 榛名に
   永遠の 真理を求め
   先人の文化の上に
   建設の 希望明るく
   玉をなす 学びの友は
   これぞわが 佐野中学生 ♪

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私にとって、ふるさとの山と言って一番に頭に浮かぶのは「榛名山」なんですが、多くの群馬県民にとって赤城山は特別な山。自分の暮らしている場所から見る赤城山が一番美しいと思っている人が多いですね。そして故郷を離れて暮らしている人が懐かしく思い出すのも、やはり赤城山。

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「赤城山」の読み方なんですが、よく県外の人が「あかぎさん」と言われますが、正しくは「あかぎやま」です。国土地理院発行の地図には当初「あかぎさん」と記載されていましたが、古くから「あかぎやま」と呼ばれてきたことと、県民の長年の陳情の結果、「あかぎやま」と改称されました。

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赤城山は古代の人々にとっても特別な山、神の山でした。
と、赤城神社のお話につなげていく予定でしたが、長くなっちゃったので赤城神社は次の機会に・・・(^^;)

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おまけ

昨夜、サンタクロースが次女の枕元にそっと置いていってくれたのは、「おしゃべり なちゅどん」でした。

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鉢植えの水分と光の状態を監視してくれるおもちゃです。

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