生き物

2008年7月 7日 (月)

田んぼの生き物

昨日の日曜日、「ホウネンエビを飼いた~い」と言い出した次女と近所の田んぼへ。

P7069631

昨年、たくさんのホウネンエビを見た田んぼへ行ったのですが、残念ながら今回は姿を見ることができませんでした。発生した数が少なかったのか、それとも時期が悪かったのか?

オタマジャクシはたくさんいました。
アマガエル?それともシュレーゲルアオガエル?
P7069633
私はカエルが大嫌い(正直言って怖い)なのですが、まだ足が生えていないオタマジャクシは大丈夫。(でも前足が出てきたら絶対×)

ガムシの幼虫
P7069640
成虫はゲンゴロウによく似た甲虫です。

ダイサギ
P7069649
最近、ダイサギやアオサギなど大きなサギはよく見かけるようになりましたが、その反対にコサギの姿を見かけることが少なくなってしまったように感じます。ナゼなんだろう?

ため池ではコシアキトンボが飛んでいました。
P7069654
白と黒のスッキリとした模様のオシャレなトンボです。
P7069659

このため池では2羽のカワセミやバンの親子の姿も見ることができました。
この辺りを夏から秋の“身近な自然観察散歩”のコースにすることに決めました(^^)

****************************
おまけ

職場のカルガモのヒナたちは元気に育っています

P7071915

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年4月10日 (木)

川で見かけた生き物たち

昨日は朝5時から高崎の井野川へ。そして午後は伊勢崎の粕川に行ってきました。
春うららの川で見かけた生き物たちのご紹介です。

コガモ

P4093875

冬鳥のカモは少なくなってきましたが、コガモはまだたくさん見られます。でもそろそろ北の繁殖地に渡って行くんでしょうね。オスのピリ、ピリという声はなかなか可愛く、姿も美しいカモです。

アカミミガメ(ミシシッピアカミミガメ)

P4093886

ペットショップや露店などでミドリガメの名で売られているカメです。小さいうちは可愛いですが、オスは背甲長20cm、メスは28cm、2.5kg程度と在来種であるイシガメやクサガメよりも大きくなります。年間数十万匹から100万匹が輸入されています。

無責任な飼い主が野外に放したものが大量に繁殖し、生態系に悪影響を与えています。IUCNの「世界の侵略的外来種ワースト100」、日本生態学会の「日本の侵略的外来種ワースト100」に選定されており、南アフリカ、韓国では輸入が禁止されています。また、ヨーロッパ諸国では輸入を禁止にする動きがあり、日本でも特定外来生物への指定が検討されています。

カワウ

P4093953

近年大量に繁殖し、大群で飛来して漁業被害を与えているカワウですが、川で探すと意外と密度が低いことに気がつきました。

P4093945

早朝の朝露に濡れた草に止まっていたモンシロチョウ

P4093851

ダイサギ

P4093956

その姿は優雅な貴婦人を連想させますが、浅瀬にすむ魚やザリガニにとっては“死の女神”でしょうか。

******************************

最近、我が家の周りでもツバメの姿をたくさん見るようになりました。

P4073768

P4073753

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年2月23日 (土)

ぐんま昆虫の森 ~里山に春が来た~

今日は桐生市新里町にある『ぐんま昆虫の森』へ。前回来たのは1月6日、1月半ぶりです。同行するのはいつものとおり次女です。

昆虫観察館の本館入り口にあったガラスケースの中ではアゲハ(ナミアゲハ)とキアゲハが飛んでいました。

P2239548

3月1日(土)から5月11日(日)まで、「アゲハの不思議展」が開催されます。

キアゲハ

P2239544

顔のドアップ

P2239551

ストローがクルクル巻いているのが分かりますね。

本館内では里山の生き物が一年を通して展示されています。

ギンヤンマの幼虫(ヤゴ)

P2239557

ミズカマキリ

P2239563

クサガメ

P2239565

この他にも、カブトムシやミヤマクワガタの成虫も展示されていました。

ワークショップフロアで自然観察プログラム「里山歩き」の参加を申し込むと、受付の人が
「今日は“野鳥観察”ですが、よろしいですか?」
ええ、もちろんよろしいですとも(^^)

P2239570

本館前の池には
バンカイツブリがいました。

P2239573

バンは額から嘴が赤いのが特徴なんですが、この写真ではよく分かりません(^^;)
バンもカイツブリも潜水しますが、カイツブリがサッと水に潜るのに対して、バンはザブンと豪快に飛び込むように潜っていました。

約1時間の野鳥観察で見られた鳥は、バン、カイツブリ、シメ、コゲラ、シジュウカラ、ホオジロ、ジョウビタキ、ヤマガラ、ハシブトガラス。
カラスはカブトムシの幼虫や羽化したての成虫を捕食してしまうそうです。

野鳥観察の後は、里山の「春」を探してみました。

かやぶき民家では紅梅が咲いていました。

P2239580

雑木林ではフクジュソウ

P2239598

里山に一番早く春の訪れを告げる花

P2239586

フクジュソウは早春の明るい雑木林で黄色い花を咲かせ、その後葉を伸ばしますが、木が茂って雑木林が暗くなる夏には地上部が枯れてしまいます。このように温帯の落葉広葉樹林に適応した生活史を持つ植物を「スプリング・エフェメラル」(春の儚い命)と呼びます。カタクリやアズマイチゲなどもスプリング・エフェメラルです。

P2239606

P2239592

P2239591

これから雑木林の中は賑やかになってきます。楽しみですねぇ(^^)

ぐんま昆虫の森

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月20日 (土)

秋晴れの週末

今日の前橋は朝から“これぞ秋晴れ!”という感じの青空が広がっていました。

あぁ、それなのに、それなのに・・・・
今日は当番で休日出勤です(T_T)

出勤前に自宅から撮影した浅間山。山頂付近は白く見えます。

Pa208656

今年の浅間山の初冠雪は10月17日。平年より11日、昨年より21日も早い冬の第一報でした。

休日勤務当番の主な仕事はアユの飼育管理です。
水産試験場のアユはふ化後約40日が経過しました。
でも、まだまだ体は細く透明で魚らしい姿をしていません。鱗ができてアユらしい姿のなるのはもうしばらく先になります。

Pa208670

お腹の辺りが白く見えるのは、消化管の中の餌が透けて見えているからです。

Pa208668

ソメイヨシノの老木にコゲラがいました。

Pa208748

場内ではコゲラはよく目にします。運がよければアオゲラも見ることができます。

ミヤマアカネがユスリカをムシャムシャと食べていました。

Pa208751

日が沈むと池の上空をたくさんのコウモリが飛び始めます。多分コウモリもユスリカを狙って集まって来るのでしょう。

***************************

先程、空を見上げたらきれいな半月が出ていました。

Pa208800

明日も秋晴れになりそうですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月17日 (日)

田植え メダカくらぶ

今日は、地元の三世代交流活動を行っている「メダカくらぶ」主催の田植えがありました。

P6170895

子供たちは裸足になって田んぼの中に入り、一列になって苗を植えていきます。
お世辞にも上手にできたとは言えませんでしたが、45分で田植え完了。

P6170896

今回植えたのは、もち米の苗です。
うるち米ともち米ではでんぷんに違いがあります。うるち米のでんぷんは15~35%のアミロース(硬さに関係するでんぷん)と、65~85%のアミロペクチン(粘りに関係するでんぷん)で構成されていますが、もち米のでんぷんは100%アミロペクチンです。

このもち米は秋に収穫し、正月の餅つきに使われます。
子供たちがこういった活動を通じて農業や食べ物について興味を持って欲しいと思っています。

P6170901

隣の田んぼをのぞくと、ホウネンエビがたくさん泳いでいました。この時期、田んぼの中で仰向けになって泳いでいる姿を見かけます。
この生物がたくさん出現すると豊作であるとの言い伝えから「豊年エビ」と名付けられました。

P6170911

P6170926

田んぼに水の無い時期を卵で過ごし、水が張られるとふ化します。同じような生活史を持つ生き物にカブトエビがあります。
カブトエビも子供に人気の田んぼの生き物ですね。

ホウネンエビ(Wikipedia)

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2007年6月 6日 (水)

青大将

数日前の夕方6時少し前、職場でアオダイショウに出くわしました。

P6050380

全長1.5mほど。アオダイショウとしては普通の大きさですが、やはりデカイですね。さすが本州最大のヘビ。

P6050382

身体はデカイですがおとなしく弱気なヘビで、カメラを向けるとササっと方向転換して逃げていこうとします。

P6050383

アオダイショウは人とともに暮らすヘビと言われ、人が住んでいないような地域には生息していません。愛すべき隣人です。
それにしても、イイ名前ですよね、「青大将」って。

P6050386

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月 3日 (日)

伊香保グリーン牧場 & ハラ ミュージアム アーク

今日は家族で伊香保グリーン牧場へ。

P6030290

榛名・伊香保観光ではお馴染みの「伊香保グリーン牧場」は、伊香保温泉のすぐ下にある観光牧場です。
山羊や羊、牛や馬たちの姿を眺めながら芝生の上でゆっくりと過ごすことができます。

P6030301

P6030321

P6030360

乳搾り教室、エサやり体験、乗馬、バター作りなど色々なアトラクションがありますが、見逃せないのが“シープドッグショー”です。

P6030327

犬笛の合図で、山の斜面でのんびりと草を食んでいる羊たちを目指し、一頭の犬が一気に駆け上がります。

P6030332

大きな声で吠えながら、羊たちを下の柵の方へ追い立てます。

P6030338

P6030339

P6030342

先程の犬は大きな声で羊たちにプレッシャーをかけて目的地に移動させる牧羊犬でしたが、こちらは、全く吠えずに目で羊たちを威嚇するアイドッグタイプと呼ばれる牧羊犬。
細かい作業が得意です。(吠えるタイプは細かい作業は苦手で大きな群れを移動させるのが得意)

P6030353

牧羊犬たちの見事な技に拍手!

牧場と言えば・・・・。
これも外せません。

P6030357

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

伊香保グリーン牧場内にある『ハラ ミュージアム アーク』。東京都品川区にある「原美術館」の別館です。
牧場の中に突然現れる黒い厩舎にも貨車のようにも見える建物は磯崎新の設計によるものです。

P6030299

6月24日(日)まで「原美術館コレクション展  ~新収蔵作品を中心に~」を開催中で、奈良美智、森弘治、草間彌生らの作品が展示されています。

Img_5873

野外彫刻も10点ほどあり、中でもウォーホルの「キャンベルズ・トマト・スープ」は目をひきます。

P6030314

伊香保グリーン牧場

原美術館

| | コメント (8) | トラックバック (1)

2007年2月10日 (土)

昔の名久田川の情景を描いた随筆を書かれた篠原うめさん(76)から頂いたもう一つの作品あります。題名は『』。農耕馬は農業の機械化によって昭和30年代で農村から姿を消してしまいましたが、この作品は馬が家族の一員として大切にされていた頃のお話です。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆


   篠原うめ 著

 いつの頃だったか、里へ行った時のことで甥との会話の中で「叔母さん、若し此の家を物置か畜舎にするとしたらどう思う」と問われて、一瞬ええっと、とても淋しい思いが走った。子どもの頃から背伸びして拭いた大黒柱や高めの上り框、視界の物が皆懐かしく感じられた。
 其の後、生家は昔のままの外形で中を改造して今大家族の生活が続けられている。

 私が子ども頃、馬は農家の暮しの大きな担い手で、家族と同じ屋根の下に飼われていた。
 特に父は根っからの馬好きで、馬をいつも人間と同じ様に扱っていた。いや時にはそれを越える双方の通い合いがあったのかもしれない。そのためか家中して動物を愛する心は共通していた。

 春になるとあちこちに馬のお産があり、父は頼まれて素人獣医の様に出掛けていった。そして思わぬ時に、お祝いの赤飯が届いた。
 家でもずっと馬の仔とりは続けていた。お産の時、親馬の背はびっしょり濡れ、体から湯気が立ちのぼっていた。やがて生れた仔馬を親が優しく舐めつくすと、仔馬はそれに答えるように立ち上がる格好をするが、よろけてしゃがみ込む。そんな仕草を数回くり返すと、よろよろと四肢で立つことができた。それを見て手を叩いて喜んだ。

 やがて田の代掻きの季節が来ると、初めて仔馬は親と離れて小屋に残される。親馬を外へ引き出すと急いで大戸を締めて家の中を暗くするが、仔馬は小屋の中をさまよいながら悲鳴を上げる。田んぼが近いので、暫く親仔の啼き合いが続く。そのとき母は仔馬の連れになって、なだめながら洗濯をしていた。

 夏も過ぎて秋も深まる頃、成長した仔馬を売りに出す。馬市が原町の河川敷で開かれた。きれいに磨かれた仔馬を撫でながら、だいじにしてくれる人に飼ってもらえる様にと送り出した。
 日暮れになって、はるか遠くの方から仔馬を呼ぶ親馬の啼き声が聞こえてくる。ふり返りふり返りながら足取りの乱れる馬を連れて父と兄が帰って来ると、先ず仔馬はどんな人に買われたのかを聞いた。それには、大きく育てて農耕馬に使うとか、次の市場へ出す人とか、年々に一様ではなかった。或る年には一旦仔馬を家へ連れ帰って、二~三日してから高崎の大類村の買い主まで父と兄とで、送り届けに行ったこともあった。そんな時仔馬にとっては生まれて初めての長旅だが、まさか帰りのない旅などと知る由もなく、あどけなさで親に付いて行ったのだろう。父はよく馬は人間よりも利口と言っていたから、手綱を取られていく親馬の意中には悟られて居たのかも知れない。
 その頃農家の不定の収入の中で、仔馬を売った代金はかなり貴重な高額だったと思った。そして暫くは仔を呼ぶ親馬のいな啼きが続いた。

P8150046_1

 父は農業の合間に好きな馬を使って、炭や薪などを運ぶ駄賃付けをした。伊勢町の菓子屋から、高山村までの街道の商店へ、菓子や砂糖の缶を運んだりもして、仕事のおかげで菓子屋さんから色々なお菓子を戴いて来てくれたことが思い出される。

 正月十四日は、馬の年取りと言って、夕方馬屋の前に茣蓙を敷き、荷鞍を据えて其の前に、うどんやご馳走をお膳にのせて供えた。しばらくしてから、飼い葉桶にあけて、馬に食べさせた。そのあと一月十八日は、馬頭観音まつりで、父は馬に朝給餌をすませて、たてがみから全身爪の先まで、ピカピカに磨き上げて、乗鞍に跨り、速歩と言う軽い馳りで、尻高の観音様へ安全祈願のお参りに出かけた。

 春になると「満州娘」の唄の歌詞の様に結婚のシーズンで、花嫁さんの荷物運びも頼まれた。中間(ちゅうげん)役者などと言われた様な気がする。時には馬の両脇に箪笥を付けて、その上に江戸褄の花嫁さんを横向きに乗せて、ゆらりゆらりと迎えてきた。今振り返ると、いとものどかな絵になる風景が浮かんでくる。
 その時使った荷鞍は、特注らしく鞍の厚みの部分の前後には、金糸銀糸や赤黄をあしらった綺麗な模様がついていた。大切に保管して置いたあの鞍は今どこにあるのだろうか。そんな仕事の関係もあってか、父はずーと何時でも丈夫で容姿のよい馬ばかりを買って大事に飼っていた。それは私たち子どもが見ても本当に格好よかった。

 一生懸命働いてくれた馬にも組替の時がやてくると、母は早起きをして、馬の好物のうどんを食べさせたり、茹湯を飲ませ、みんなで人参などを食べさせた。そして送り出す時、鍋の蓋を裏返して其の上に一掴みの塩をのせ、馬に舐めさせた様な、うろ覚えがある。多分、それから先の馬の安全を願う習わしだったのかも知れない。
 居合わせた誰の目からも光るものがこぼれた。

Img_3717a

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年1月 1日 (月)

おせちには酢だこ

Pc300760

元旦。
自宅のベランダからが真っ白な浅間山がきれいに見えていました。

P1010809

おせち料理には色々ありますが、私は一番好きなのは『酢だこ』です。酢だこなしに正月を迎えることはできません。

P1010817

タコとイカ。両方とも吸盤をもった足がたくさんあって、グニャグニャした生き物です。外見で両者を分ける決定的な違いは何でしょうか?

足の数?タコは8本、イカは10本。(正式には「足」ではなく「腕」と呼びますが)
ところが、足が8本しかないイカもいます。その名も『タコイカ』。ホントです。(タコイカは子供の時には10本足なんですが、成長すると8本足になります)。

正解は吸盤の形。タコとイカは吸盤の構造が違います。タコの吸盤は基本的にゴムの吸盤(キスゴム)と同じ構造で同じ吸い付き方なんですが、イカの吸盤は肉質の柄が付いたカップの構造でワイングラスのような形をしています。そして吸盤の内側には角質のリングがあります。このリングの内側にはギザギザが付いていて、これでギュっと吸い付きます。
タコは吸盤の機能を保つために、吸盤が脱皮します。

タコもイカも私の大好物です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月28日 (火)

講演会「ツキノワグマの生態と被害防止対策について」

11月22日朝、前橋の住宅街にイノシシが出没。警察や消防約30人が出動し、4時間後に捕らえられたことが、翌日の新聞各紙に報じられていました。
今年は全国的にクマの出没が極めて多い状況ですが、前橋のイノシシ出没事件はこれからの野生動物と人間のせめぎ合いの行く末を暗示しているようで、何やらゾッとしました。

今日、群馬県ツキノワグマ緊急対策協議会の主催で「ツキノワグマの生態、行動と被害対策について」と題した講演会が県庁で開催されました。講師は羽澄俊裕さん((株)野生動物保護管理事務所代表取締役)。羽澄さんは国や都道府県の野生動物保護管理、農作物被害対策に関する委員を数々務める専門家です。

_3_3

講演では、クマの生態、クマによる被害とその対策などについてわかりやすく説明がありました。(講演内容は青字)。

ツキノワグマの特徴
・行動範囲は通常、オス100k㎡、メス30k㎡以内であるが、エサが不足した場合などはもっと広く移動することもある。
・雑食性で、季節毎にその地域にあるもっとも都合のよい食べ物を利用する。
・冬眠前の飽食期は8月中旬から始まる。(冬眠に向けて体の生理状態が大きく変化を始めるのがこの時期)。
・飽食期には特にドングリ類を求める。
・冬眠は12月~4月。年によって変動する。しかし、この変動がどのような理由で起こるかについては、はっきりわかっていない。
・発情、交尾期は5~7月。受精卵はすぐには着床しない。母クマの栄養状態が良好であれば着床する(着床遅延)。栄養状態が悪ければ子供はできない。
・よって、秋の飽食期の食べ物の確保はクマにとって大変重要。
・出産は2月頃で赤ん坊は小型で10㎝くらいしかない。

クマが人里に出没する原因の一つとして、「誘因要素の管理不足」がある。
・残飯、死んだ家畜、収穫されない野菜や果樹などの放置がクマを人里に引きつけている。
・畑や果樹園を電気柵で囲い、農場や牧場、養魚場などの管理を適切に行う
・高齢化・過疎化による農村、農林業の荒廃がクマ出没の大きな要因となっている。

_2_17

今年、有害駆除で捕獲されたクマは全国で4千頭にもなると言います。群馬県内でも325頭ものクマが有害鳥獣駆除で捕獲されています。絶滅も心配され保護が必要と言われている大型動物でこの数字はちょっと異常だと思います。

羽澄さんは駆除は被害対策にならないと強調されていました。
・毎年クマが駆除される場所は決まっており、そこでの被害もなくなっていない。
・被害発生後に駆除して終わりでは、被害は繰り返されるだけ、根本的な対策を取らなければダメ。

ツキノワグマが人間の居住圏に出没する要因と対策のポイント
・移動可能な環境要素→環境を改変して移動経路を断つ
  クマが姿を隠せるようなヤブの刈り払いなど
・誘因物→誘因物を取り除く
  生ゴミ、家畜の餌などの適切な管理、収穫されない農産物の撤去
  電気柵の設置、適切な管理
・人慣れ→警戒心を持たせる
  最近、人を恐れないクマやイノシシが増加している。
  秋の飽食期前に人里に出没するクマもいるが、これは人里近くにクマが住み着いているということ。人慣れしたクマは危険。

クマによる被害を減らすためには、農村の基盤整備により、人とクマが棲み分けられ、被害に遭わない農村環境を造ることが必要。農林業、農村の振興こそが根本的なクマ対策。

「クマなどの野生動物が人里に出てくるのは人間が山の自然を破壊したから」。そんなステレオタイプの見方では今の状況を理解することは出来ません。農村の過疎・高齢化、里山システムは機能停止。このような状態で人間界とケモノの世界との境界があいまいになりつつあるのが現状のようです。

ツキノワグマを知っていますか(県庁HP)

WMOホームページ (株)野生動物保護管理事務所

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2006年11月18日 (土)

桐生が岡遊園地&動物園

今日は次女と桐生市の「桐生が岡公園」へ。桐生が岡公園には遊園地と動物園があります。桐生市民を除く群馬県民に「桐生と言えば?」と質問すれば、多くの人が「桐生が岡公園!」と答えるのではないでしょうか。(あ、ソースカツ丼って言う人も結構いるかも。まさか「桐生鹵簿誤導事件」って答える人は滅多にいないと思うけど)。

遊園地は昭和46年開園。観覧車やミニレール(モノレール)、メリーゴーランドなどがあります。
観覧車からは桐生市内が一望できます。

Pb180065_1

Pb180005 

動物園は昭和28年開園。動物園として開園する以前からここでは動物が展示されており、昭和27年に、全国に先駆け野生動物救護の取り組みを始めた事から、桐生が岡動物園が日本の鳥獣保護センターの始まりとされているそうです。

動物園の顔はアジアゾウのイズミさん。昭和39年4月にここにやって来た時に9歳だったと言うことなので、現在51歳ですね。私より年上です。
ゾウってイイですよね。私の好きな動物トップ3に入ります。

Pb180039

さる山では、ボスざるでしょうか、体の大きなオスがメスに毛繕いをさせて気持ちよさそうです。イイなぁ~~(って、ちょっと本心)

Pb180047

フンボルトペンギン。水中ではビンナガマグロが泳いでいるみたい。

Pb180027

園内の水族館にはワニだっています。

Pb180052

桐生が岡動物園は、公園の動物コーナーなんかじゃなくて、本格的な動物園ですが、入園料は無料です。桐生市さんありがとう。

Pb180059 七面鳥。もうすぐクリスマスですね。

桐生が岡遊園地・動物園 (桐生市HP)

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2006年11月 5日 (日)

赤城自然園 晩秋の特別開園

Pb050038_1 連休最後の今日、渋川市赤城町(旧赤城村)にある『赤城自然園』に行ってきました。
赤城自然園は林や草原に歩道や水飲み場、トイレが整備されており子供連れでも安心してハイキング&自然観察が楽しめる場所です。

秋の園内は春に比べると花も少なく地味な感じですが、歩道に積もった落ち葉を踏みしめながら歩くのもなかなかよいものです。

Pb050030Pb050034_1

Pb050051 Pb050007

Pb050027 Pb050043 

_pb050008 森の遊び場にある「木登りの木」に子供と一緒に登ってみました。ちょっと腰が引けていますね (^^;)

Pb050013 ホオノキの落ち葉でお面

Pb050014 炭焼小屋でお茶を飲みながら美味しいお漬け物やおやきなどを頂きました。ごちそうさまでした。

Pb050037

赤城自然園の特別開園は、11月11日(土)、12日(日)が今年最後となります。

赤城自然園HP

クマ出没-2
ところで、今年は全国的にツキノワグマの出没が多く、群馬県県内で捕獲されたクマは283頭、人への被害も7件(10月末現在)と最高記録を更新中です(過去10年)。クマ出没が相次ぐ原因は複合的なもので、簡単に対応できる問題ではないですが、原因の一つとしてあげられているのは、ブナの実やドングリの不作です。
昨年も同じ時期に赤城自然園を訪れ、ドングリをたくさん拾いましたが、今年はドングリがほとんど落ちていませんでした。確かにこれではクマも里に出てきて柿などで腹を満たしたくなるでしょう。
里近くに出没し、檻で捕獲されたクマのほとんどは猟銃で射殺されます。檻で捕まえたクマにお仕置きをしてから山に放つ「学習放獣」も長野県や北陸地方で実施されていますが、費用や人手、放獣場所など、なかなか難しい問題が多いようです。
新聞報道によれば県が明日にもクマ出没問題についての具体的な緊急対応策を発表するということです。

Img_4186

(11月6日 追記)
11月6日、群馬県がクマ被害防止対策を発表しました。
ツキノワグマ被害防止対策について

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2006年11月 4日 (土)

大室公園(前橋市西大室町)

午後、次女と大室公園へ。南口の子供の遊び場は家族連れでいっぱい。ふわふわドームなどで遊んだ後、園内を散歩しました。

Pb040015 五料沼ではカルガモ、マガモ、コガモたちがのんびり泳いでいました。

Pb040011

Pb040017

今頃、ツツジやシバザクラが咲いていました。このところの陽気で春と勘違いしたのでしょうか。

Pb040002

Pb040003

桜も咲いていました。「カンザクラ」って書いてあったんですけど、違うような・・・。何でしょう、コレ?

Pb040005

Pb040006 十月桜と判明しました(11月8日)

大室公園といえば、古墳です。大室公園には前二子、中二子、後二子、小二子という4基の国指定史跡があり、この周辺が6世紀の上毛野国の中心地でした。(東国の中心地と言った方がよいかも知れません)。

前二子古墳の横穴式石室。1880年にはアーネスト・サトウが調査に訪れているそうです。石室の中はベンガラで赤い彩色が施されていました。(今でもかすかに残っています)

Pb040020Pb040018_1

遊具、花、鳥、古墳。大室公園は家族みんなで楽しめる場所です。

大室公園(前橋市HP)

大室古墳群(埋蔵文化財事業団HP)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年10月30日 (月)

クマ出没

今年は全国的にクマの出没が多いですね。群馬県でもクマ出没が相次ぎ、人的被害も10月25日現在で7件発生しています。
原因としては、昨年は山に餌が多くクマの個体数が増えたが、今年はドングリやブナの実などの餌が少ないため、餌を求めて里に出没しているのでないかと言われていますね。

県内に生息するツキノワグマの数は600頭と言われており、個体数を維持するため県では年間の捕獲頭数を95頭としていますが、今年の捕獲頭数は10月20日までに240頭を超えています。
昨日も6頭のクマが捕獲された旧沼田市区域では昨年の捕獲数は3頭でしたが、今年はすでに60頭が捕獲されています。
生息数が600頭だとすると、ちょっと捕りすぎじゃないかと思いますが、人里を徘徊するクマを放置するわけにもいかず、各自治体の担当部署では頭の痛い問題だと思います。

大型の野生動物と人とは基本的に同じ場所では生活できないと思います。両者が出会えばどちらにとっても不幸な結果となってしまいます。最近、クマに限らずイノシシやサル、シカ、カモシカなど人と野生動物のトラブルが増えているような気がします。
山村や里山の荒廃が原因とも言われていますが、どうなんでしょうか。
過疎化→農村の荒廃→鳥獣害→さらなる過疎化→さらなる荒廃→鳥獣害増大→→
どうすればよいのでしょう・・・・・・

ぬいぐるみのクマはかわいいんですけど・・・・

Img_4039

ツキノワグマを知っていますか(県自然環境課)

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006年8月25日 (金)

オオクワガタ

昨年、同じ職場だったK林さんにオオクワガタの幼虫をもらいました。当初、国産のオオクワだと思って張り切って飼っていた幼虫は、実は外国産だったことが判明し、一時、飼育の意欲が萎えてしまいましたが、放置して殺してしまうのではかわいそうなので、飼育を継続しました。
今年の春に蛹室を作りだし、しばらく前にふ化した様子だったのですが、なかなか出てこないため、先日掘り出してしまいました。

Img_3563 実は外国産だったオオクワガタ(種名不明)

最近、外国産カブトムシ、クワガタムシの国内への侵入が問題となっています。意図的な放虫はもちろん、飼育ケースからの逃亡にも注意しなければなりません。
外国産のカブト・クワガタの輸入量は年間100万頭と言われています。ものすごい数です。カブト・クワガタを飼っている人は、放したり逃がしたりしないように注意して欲しいですね。

カブト・クワガタに限らず、外来種が国内に広がると餌の競合、交雑による遺伝的な攪乱、病原生物の侵入などの問題が発生します。もちろん、肉食性の外来種の場合は食害も大問題です。(ブラックバスやブルーギルがその代表格ですね。)

P5140014_1 ← 利根川最上流の奥利根湖に何者かによって違法放流され大繁殖し、下流アユ域への拡散が心配されるコクチバス(スモールマウスバス)。こんなことを2度と許してはならない!                 

ところで、直木賞作家の坂東眞砂子さんの「子猫殺し」に世間の批判が集まっています。私は、生まれた子猫を殺すことに賛成はしませんが、ペットを捨ててしまう心無い飼い主に比べれば、坂東さんは飼い主としての責任を果たしていると思います。

ペット・外来生物を捨てないで!2006(環境省)

NPO自然を考える釣り人の会 

| | コメント (2) | トラックバック (1)