今日も風もなく穏やかな日。午後から桐生市新里町にある『ぐんま昆虫の森』に次女と一緒に出かけました。
季節は冬。
昆虫たちも冬ごもり。
春から秋には様々なムシたちの姿を簡単に見つけることができましたが、この時期の昆虫観察は初心者にはちょっと難しいですね。
ぐんま昆虫の森で毎日行われている“里山歩き”では、その時々の見所をスタッフの方が解説してくれるので、それに参加するのがよいと思います。
しかし今日、私たちが昆虫の森に到着したのは、本日のプログラム終了後。
ムシを見つけることができるかなぁと少々不安でした。
フェールドを歩き始めて、オニグルミを観察中に、園内を巡回中のスタッフの方を会ったので
「ムシを見るにはどの辺りがよいですか?」と訊くと、一緒に歩いて頂けることに。
ラッキー! これで色々な冬越し中の昆虫が見つけられそうです。
オニグルミの枝
葉が落ちた跡が顔に見えます。サル?それともヒツジ?
スタッフの方と歩き始めて最初に見つけたのはイナゴ。
イナゴと言っても死がいです。
でも、ただの死がいではありません。
木の枝に刺さったモズの“はやにえ”(早贄)
ツチイナゴ
コバネイナゴ
モズは昆虫やトカゲ、カエルなどを獲物にし、捕らえた獲物を木の枝先などに突き刺しておく珍しい習性を持っています。冬の食料確保が目的と言われていますが、そのまま放置されてしまうことも多く、“はやにえ”の目的はよく分かっていません。
ヤナギの枝の又にいたコムラサキの幼虫。
とっても見難いですが、写真の中央部分、赤い矢印で指しているところに幼虫がいます。
(分かりますか?)
コムラサキは名前のとおりオオムラサキより小型の蝶。幼虫はシダレヤナギなどヤナギ科の植物の葉を食べます。
ハラビロカマキリの卵
ハラビロカマキリはその名の通り、ちょっと太っちょに見えるカマキリで、その卵は木の幹などによく産み付けられています。
昆虫の森の園内で一番大きなエノキの根元に積もっている落ち葉の裏をそっと覗くと、よく似た2種類の幼虫が見つかりました。
ゴマダラチョウとオオムラサキです。
どちらもエノキを食草(樹?)にします。
ゴマダラチョウ
オオムラサキ
両者はよく似ていますが、ゴマダラチョウが終齢で越冬するのに対し、オオムラサキは4齢で越冬するので、越冬幼虫はオオムラサキの方が小型です。
また、幼虫の背中に出ている棘の数が、ゴマダラチョウは3対、オオムラサキが4対です。
ウラギンシジミ
翅の裏側が真っ白。シジミチョウのなかでは大型で、モンシロチョウくらいの大きさです。幼虫はクズやフジなどの花を食べます。
かやぶき民家周辺の桑畑で見つけたのは、クワエダシャク
ピンと背筋を伸ばし、オレは桑の小枝だ!と言い張っています。
はい、小枝にしか見えません。拍手。
畑の横のニシキギの垣根にはオオカマキリの卵。
カマキリの卵(卵嚢)は、その形によって種類が分かります。成虫ではオオカマキリとチョウセンカマキリはよく似ていますが、卵の形は全く違います。
カマキリの卵さがし(昆虫エクスプローラ)
畑の隣にあった看板の裏をよじ登っていたモンシロチョウの幼虫。
スタッフの方によれば、チョウチョは食草から離れた場所で蛹をつくることも多いそうです。今年我が家でアゲハの蛹を見つけましたが、その場所は幼虫がいたキンカンから数メートルも離れた場所だったので、何でだろう?と疑問に思っていました。天敵を避けるために、いかにもムシがいそうという場所を避けて蛹になるのですね。
雑木林のたい肥の中を、手でそっと掘り返すと、出てきたのは・・・・
そう、カブトムシの幼虫
カブトムシの成虫は迫力ありますが、幼虫も大迫力です。カブトムシの幼虫はモリモリ食べて、あっという間に大きく成長します。
来年の初夏には地上に現れ、子供たちを喜ばせてくれます。
スタッフの方とは雑木林で分かれ、私たちは「昆虫観察館」に向かいました。
明日につづく・・・
ぐんま昆虫の森
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