自然史博物館企画展「フィッシング -魚の生態と人の知恵-」
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グッドぐんま 2
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いや~ 毎日暑い日が続きますねぇ。梅雨明けも近いようです。
明日は夏の土用入り。土用の丑の日は7月24日と8月5日です。
本来、天然のウナギに脂がのって美味しいのは秋から冬。夏の土用の丑の日にウナギを食べる風習が広まったのは、ある鰻屋が売り上げの落ちる夏場に鰻を売るいい方法がないかと平賀源内に相談し、源内が大書した『本日土用丑の日』という看板を出したところ、大ヒット。これがたちまち江戸中に広まったと言われています。
先程、天然ウナギが美味しいのは秋から冬と書きましたが、一般的に食べられている養殖ウナギに特に旬というのはありません。一年中、いつでも脂がのっていて美味いです。
ところでウナギの血液にはイクチオヘモトキシンという毒性分が含まれています。ウナギの生き血1リットル(170~200尾分)を一気飲みすると命に別状があります(^^;)
まぁ、そんな量を摂取することはあり得ませんし、この毒はタンパク質で、加熱すると無害になってしまいますので、通常は気にすることはありません。
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群馬県にはかつて、ミヤコタナゴ、ゼニタナゴ、タナゴ、アカヒレタビラ、ヤリタナゴの5種類の在来タナゴ類が生息していましたが、ヤリタナゴを除き姿を消してしまいました。
ヤリタナゴは北海道を除く全国各地に分布し、在来タナゴ類の類のなかでは分布域が広く、生息数も多いタナゴです。環境省のレッドリストにも登載されていません。
しかし、群馬県内でヤリタナゴが生息しているのは藤岡市の岡之郷用水付近のみで、群馬県レッドリストでは『絶滅危惧Ⅰ類(県内で絶滅の危機に瀕している種)』に指定されています。
また、藤岡市ではヤリタナゴを天然記念物に指定して保護しており、また地元の人たちを中心にヤリタナゴとその生息環境の保護活動も行われています。
今日は、毎年この時期の恒例となっているヤリタナゴ観察会が生息地で開催されたので、行ってきました。
この観察会はヤリタナゴの保護に取り組んでいる「ヤリタナゴを守る会」、「ヤリタナゴ調査会」、「やりたなごの会」の共催で行われています。
ヤリタナゴは獲ることが市条例で禁止されていますが、この観察会では自分の手で捕まえて観察することができます。
ヤリタナゴ♂
タモロコ
ドジョウ
ヨシノボリ
カワトンボの仲間の幼虫(ヤゴ)
アメリカザリガニ
藤岡市ではヤリタナゴだけでなく、マツカサガイとホトケドジョウも天然記念物に指定しています。それはヤリタナゴを保護するためには、これらを同時に保護することが必要だからです。
ヤリタナゴはマツカサガイに卵を産み付けます。生まれた仔魚は全長10㎜くらいになるまで貝の中で過ごした後に外に出てきます。一番弱い卵と仔魚の時期を貝という砦の中で守ってもらう戦略です。
マツカサガイ
ヤリタナゴの産卵母貝であるマツカサガイは川底が砂や砂礫質で水量が比較的安定した水のきれいな小河川に生息しています。マツカサガイの幼生はホトケドジョウなどのヒレに寄生して成長します。
捕まえた魚たちを水槽に入れて、じっくり観察しました。
ヤリタナゴは繁殖期を迎えていますので、オスにはきれいな婚姻色がでています。産卵管が伸びているメスもいました。
(もちろん観察終了後、ヤリタナゴはもとの生息地に戻されます)
今回は親子連れを中心に、これまでの最高の100名を越える参加者がありました。身近な自然に対する関心の高さを表しているのでしょう。
タナゴ類は複雑な繁殖生態をもつので保護増殖は他の魚種よりも困難で、地域の人たちの理解と協力が必須です。その意味でも毎年行われているヤリタナゴ観察会は重要だと思います。
ヤリタナゴと仲間たち(藤岡市)
群馬県自然環境情報システム(群馬県)
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今日は吾妻郡東吾妻町にある水産試験場箱島養鱒センターに行ってきました。
箱島養鱒センターではマス類の養殖技術や資源増殖などに関する試験研究を行っています。また、県内にヤマメ種苗を供給する重要な拠点にもなっています。
私も昨年3月まではここに勤務していました。
前橋に比べると風が冷た~い。そんな中で職員がヤマメの選別作業。
ヤマメの稚魚
SST'S フィールドスケッチのようなカッコイイ写真に挑戦しましたが、やはりriverwalkersさんにはかないません。当たり前ですが・・・(^^;)
群馬県内の渓流釣りの解禁は3月1日。
半年ぶりの美しい渓流魚たちとの出会いを求め、釣り人は渓に出かけます。
さて、ヤマメはサクラマスの陸封型。
ということで、桜鱒・・・
ではなくて河津桜。
県営敷島球場そばのカワヅザクラの様子も見てみました。
まだ開花にはしばらくかかりそうな感じでしたが、ちらほらとピンク色が見え始めた蕾もありました。
このところ気温の低い日が続いていましたが、気象庁の季節予報では、3月に入ると平年より高めの気温になりそうです。
あぁ~ 桜の開花が待ち遠しい
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利根川はサケが遡上・産卵する南限の川。利根川を伸びるサケの数は最近増加傾向にあります。特に昨年の秋から冬にかけて利根川を遡上したサケの数は遡上数調査が始まった昭和58年以来最高の4,769尾を記録しました。
水産試験場では、以前は福島県産のサケ卵をふ化させて、放流していましたが、利根川に還ってくるサケが増加し採卵親魚の確保が可能になったことから、平成18年から利根大堰で採捕したサケから採卵を行っています。
利根大堰での採卵は2年連続で成功し、今シーズンは昨シーズンは1万7千尾の稚魚を育てることができました。採卵のための設備のない屋外での採卵、受精直後の輸送などの問題については一応クリアできたと思います。
昨日、利根川生まれの稚魚たちを利根川に放流しました。
放流場所は採卵場所の利根大堰の下です。
利根川を下り、海に出た稚魚たちは北太平洋を大回遊しながら成長し、約4年後に再び利根川に還ってきます。
サケの命を賭した旅の始まりです。
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昨年11月20日に利根大堰で採卵した利根川産サケは、水産試験場でふ化・飼育管理を行ってきました。12月25日頃にふ化し、すくすくと順調に育っています。
現在、全長6センチほどになり、“母なる川”利根川へ帰る日を待っています。
今日、上毛新聞の記者さんがサケ稚魚の取材にみえました。
ガラス水槽にカメラを入れて飼育池に沈めてパチリ。
さて、どんな仕上がりになったでしょうか?
明日、2月13日の上毛新聞でご覧下さいませ。
(追記:2月13日)
今朝の上毛新聞にはサケ密漁者送検の記事は出ていましたが、水産試験場のサケの写真は載っていませんでした。ごめんなさい。
掲載は明日かなぁ。近いうちに載ると思うんですが・・・
(追記:2月16日)
2月16日の上毛新聞に掲載されました。
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今週は毎日、アユ稚魚の選別でした。(腰、痛ぇ)
水産試験場のハウス内のアユ飼育池の収容量の限界は約200㎏。明日から6日間の年末年始の休み中に、この収容限界に達しないように、1池あたりのアユ稚魚の量を調整しておかなければなりません。
また、アユ稚魚は成長がばらつきます。大きな魚と小さな魚を一緒の池に入れておくと、共食いしてしまうので(アユの稚魚は共食いするんです)、大きさを揃える選別を行う必要があります。
下の写真は、ふ化してから約3ヶ月間、選別をしなかった池のアユ稚魚です。同じ日にふ化した兄弟ですが、サイズが全然違います。(一番上の魚は、たくさんの兄弟たちを食ったに違いありません)
平均的な大きさの魚に比べ、格段に大きな魚を「トビ」、小さな魚を「ビリ」または「ジャミ」などと呼んでいます。
水産試験場も今日は一応、仕事納め。昼食に蕎麦を食べました。
仕事納めの式もありましたが、生き物を飼育している職場ですので、年末年始でも職員が交代で出勤し、魚の飼育管理を行います。
私も明日が当番で出勤します。
アユの稚魚はとてもデリケートで、ちょっとしたことで体調を崩します。さらに一度調子を崩すと他の魚種に比べて立ち直るのに時間がかかってしまいます。アユの飼育管理にはとても気を遣います。
今年の水産試験場のアユの出来はとてもイイので、来年の放流、そして解禁は期待して下さい!
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昨日に続いて、今日のおまけも職場で見かけた鳥シリーズ
コゲラ
今朝、イチョウの木に止まっていました。嘴で木の幹をカツカツカツと早いリズムで叩いていました。頭がクラクラしないのかな? どういう頭の仕組みになっているんでしょうね。
シメ
今年初めて見ました。この辺りには冬鳥として渡ってきます。木の実を食べます。
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11月20日に利根大堰で採卵したサケの卵は、水産試験場に運び込んでふ化管理を行っていましたが、その後順調に発生が進み、今日からふ化し始めました。
発眼卵
今日生まれた仔魚
ふ化したばかりのサケの仔魚は、お腹に栄養の詰まった大きな袋(ヨークサック)を抱えています。この状態の仔魚はまだ泳ぎ回ることができません。川の中では、産卵床の石の間でじっとしながらヨークサックの栄養で育っていきます。
体の中でエサを食べる準備ができると、泳ぎだし始めます。約半数の稚魚が泳ぎ始めた頃を見計らってエサを与え始めます。
稚魚が泳ぎ出すことを「浮上」、エサを与え始めることを「餌付け」と言います。
利根川の自然産卵の産卵床から稚魚が浮上するのは来年の2月以降だと思います。
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おまけ(冬の風景)
アユの稚魚も順調に成育中。エサをやるとすごい勢いで食っています。
花の少ない時期に色鮮やかなサザンカの花は目立ちますね。
ドウダンツツジの冬芽はクリスマスのキャンドルみたいです(^^)
冬の夕方って、寂しい感じがしますね。(私は嫌いじゃないんですが)
明日は冬至。ゆず湯に入って暖まろう。
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今日の前橋は小春日和の気持ちよい一日でしたが、運悪く?日曜出勤当番でした。
今、敷島公園の辺りはイチョウの紅葉がきれいです。
敷島公園の陸上競技場入り口から東に延びる道のイチョウ並木。
朝日に照らされて、葉が金色に輝いていました。
今朝の読売新聞(群馬版)の記事で初めて知りましたが、前橋地方気象台ではイチョウの紅葉も観測しているのだそうです。
昨日、気象台の敷地内にあるイチョウの標準木の葉が全て黄色に色づく「黄葉(おうよう)」が確認されました。
平年の黄葉は11月16日。昨年は11月30日に確認されています。
昨年も今年もイチョウの色付きは平年に比べてだいぶ遅かったのですね。
水産試験場で飼育しているアユの稚魚は順調に成長しています。
大きいものは体重0.3gくらいになっています。
餌をまくと、稚魚たちが一斉に集まり、おしくらまんじゅう状態。
場内の日当たりのよい場所にはホトケノザが咲いています。(「春の七草」のホトケノザはこの草ではありませんので、お間違えなく)
この辺りだと、春から初夏と秋に花を咲かせます。
赤紫色の小さな花が可愛い“雑草”です。
地面を覆っている草も紅葉しています。よく見るとなかなかきれい。
今日、見つけた鳥たち。
毎度お馴染みカルガモ
マガモご夫妻
コガモ(♂)
オナガ 姿はきれいなんですが、声はイマイチですよね。
ジョウビタキ(♂) きれいな鳥です。大きさはスズメくらい。冬鳥として渡来し、開けた場所に単独ですみます。
セグロセキレイ
この他に今日見つけた鳥は、カワセミ、キセキレイ、ヒヨドリ、スズメ、ハシブトガラスでした。
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今年も利根川を遡上するサケの数は順調に増えています。
利根大堰の魚道で確認された数は11月28日現在3,616尾。昭和58年の調査開始からの最高記録だった昨年の3,215尾を越え、現在も記録を更新中です。
先日、前橋の利根川でサケが産卵しているという情報を聞き、「南限のサケを育む会」のS藤さんと現地に行ってきました。
場所は前橋市と吉岡町を結ぶ上毛大橋の上流です。
サケのメスは尾びれを使って川底に直径50~100㎝程度のすり鉢状の穴を掘り、そこに産卵します。(産卵床)
目撃情報をもとに付近を探すと水深30~40㎝くらいの場所でサケの産卵床を確認しました。
メスは産卵が終わると再び尾びれを使って穴を埋め、産卵後も産卵床付近に止まり、他のメスが自分の産卵床を掘り返さないように見張っているのですが、この場所では親魚の姿を見つけることはできませんでした。
産卵床から上流に歩いていくとサケの死がいが川の中に横たわっていました。
小型のオスです。
数時間後に同じ場所を訪れた別のグループはメスの死がいを発見しました。
尻びれから尾びれの辺りが激しく傷んでいます。
メスのサケは前述のように尾びれを川底に激しく打ち付けるようにして穴を掘るので、尾びれ付近の損傷が目立ちます。
サケにとって“故郷”は命よりも大切な場所です。
サケは稚魚の時に刷り込まれた故郷の川のわずかな匂いを頼りに、自分の生まれた川に帰ってきます。
銚子の利根川河口から、ここまでの距離は200㎞。
サケは過酷な旅と産卵に全ての力を使い切り、一生を閉じます・・・
来年の春、命を受け継いだサケの稚魚たちは海を目指して川を下ります。
そして、オホーツク海、ベーリング海、アラスカ湾をまわる大回遊後、再び自分の生まれた川に戻ってきます。親と全く同じように。命をかけて。
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