2006年2月12日 (日)

ギンヒカリ

ギンヒカリは、群馬県の水産試験場が選抜育種で開発したニジマスの品種。Gin_2_1

ニジマスの大型の品種というとヤシオマスや絹姫サーモン、クイーントラウトなんかがありますが、そられらはみんなバイテクを使った魚で親魚にはホルモン剤も食わせています。しかし、ギンヒカリはニジマスの中にたまに見つかる個体を染色体操作をせずに選抜していったモノ。安心ですね。

さて、味なんですが、これが美味しい。本当です。開発の目的は『味』ではなくて、周年出荷可能な大型ニジマスの開発だったのですが、できあがったギンヒカリは肉質がきめ細かく、あっさりしていて、魚臭さが全然ない。例えればこの魚の肉質は「絹のような」なめらかさ表せばよいかな。

平成13年頃から民間養魚場で生産が始まり、平成17年の生産量は約10トン。スーパーなどでの小売りはされていない。旅館やホテル、高級料亭などで使われている。卵から出荷までに2年以上かかることや、生産者が品質維持のために過密飼育をしないことから急な増産はできないが、今年の夏頃から出荷量が増えていきそうです。

群馬県農業研究ニュースの記事

  Sasimi_4

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2006年2月14日 (火)

桐生市の『清滝』でギンヒカリ料理を楽しんだ

「ぐんぐんぐま ~とうとう東京」でも紹介されていた桐生の清滝でギンヒカリ料理を味わった。清滝は桐生市川内の釣り堀。釣り堀の食堂というと汚い小屋で塩焼きやカップラーメンを食べさせるところってイメージですが、清滝は違う。料亭とまではいかないが、料理処というか、独立して町の中にあっても違和感がない雰囲気。ここの大将の関口さんは顔はちょっと恐いが、非常に気さくな人。料理はきちんと一流の店で修行を積んだ息子さんが包丁をにぎる。「オレは口だけ、料理は息子、ははは・・・」と関口さんは笑う。

Img_0680 ギンヒカリのお造り。前にも書いたが、なめらかな舌触りで、その上プリプリ。じつに美味い。ニジマスというとバカにする人が多いのですが、大型のニジマスはとても美味しいんです。普通のニジマスでも美味しいけどギンヒカリはその上をいきます。色もいいです。

Img_0684  Img_0719_1

こんなフレンチ風の料理も出してくれます。生がちょっと苦手という人にはおすすめです。

Img_0687 ギンヒカリのフライ。えっ、ギンヒカリをフライにしちゃーもったいない。って思ったんですが、これがまたおいしい。サケをフライにするとちょっとぱさついちゃったりしますが、それがない。銀座あたりの洋食屋さんで食べたいなって感じです。

Satotake この他にも、にぎり寿司やギンヒカリのイクラの軍艦巻きなんかもありました。で、最後は清滝名物の釜揚げうどん。ヤマメの天ぷらと一緒に頂きます。ヤマメの天ぷらが柔らかくて美味しい。清滝はヤマメを卵から養殖しているので、身の柔らかい小型のヤマメの料理が出せるんですね。あっ、それから、関口さんは「おれは口だけ」って言ってますけど、うどんは関口Img_0689_1 さんの手打ちだそうです。

ギンヒカリは、まだ生産量が少なくてなかなか食べられませんが、早く出荷量が増えて、食べられる機会が増えるといいなと思います。

2月17日(金) 19:30~、群馬テレビ「ぐんまインフォメーション」で、ギンヒカリが紹介されます。関口さんも登場予定です。

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2006年2月19日 (日)

佐藤垢石

佐藤垢石。 

明治21年6月18日 群馬県群馬郡東村(現前橋市上新田町)に生まれる。亀吉と命名される。

明治25年4月 前橋市立桃井尋常小学校入学

明治43年4月 報知新聞社へ就職

昭和3年 前橋支局長を最後に報知新聞社を退社

昭和13年 『釣りの本』出版

昭和21年 釣り人社を起こす

昭和31年7月4日 永眠 享年69歳 戒名 大佛院本覚垢石居士。

主な著書 「たぬき汁」、「魔味談」、「鯰のあくび」、「釣随筆」、「河童閑遊」等々

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群馬県出身の有名人は、福田、中曽根、小渕の首相経験者の他、沢山いらっしゃいますが、個人的には一人あげなさいと言われれば、「佐藤垢石翁」ですね。

垢石翁は昭和26年に出版された随筆「釣り随筆」の「利根の尺鮎」のなかで利根川後閑地区のアユをこう評しています「肉がしまっている。香気が高い、背の色が濃藍だ。敏捷であるのと、体力的であるのと、闘争心の強いのと、強引であるのとは、あたかも密林に住む虎か、豹にたとえられよう。」

しかし、垢石翁は同じ文章のなかで、発電用のダムが造られ変貌した利根川について「大きな姿と、味の立派であることでは日本一の鮎を育てる利根川。旅の釣り人垢石を生んだ利根川は悲しい哉いまは滅びた。」 とも書いています。 

今年の利根川はどうなるでしょうか?垢石翁の少年時代のように鮎が沢山遡上し、その群れを追ってサクラマスが跳躍するような姿が戻ればすばらしいことですが・・・・・。

『この頃の日本へは、亜米利加系の虹鱒や河鱒、北海道から姫鱒などが移入されて繁殖しているが、その頃の利根川へは、古来東日本の河川に遡ってくる日本鱒である。もっとも群馬県庁水産係が明治の初年に、琵琶湖の鱒を移植したことがあるけれど、これは如何なる理由によるものか、繁殖が極めて少なく、まれに釣れるばかりである。利根川の日本鱒は、銚子の利根河口から三月中旬には、鮎と共に海の水と別れて、淡水に遡り込むのであるらしいのである。

鮭は淡水にはいると餌を口にしないけれど、鱒は盛んに餌を食う。その狙う餌は、主として若鮎の群れである。なにしろ小さくて五、六百匁、大きいのは一貫七、八百匁もあるのであるから、随分若鮎の数を食うのであろう。であるから、必ず流れを遡る若鮎の群れには大きな鱒がつきまとい、瀬際の揉み合わせに鱒が跳躍するところには必ず若鮎の大群がいた。』(「利根川の鮎」より  昭和23年4月~5月「釣り人」に掲載)

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2006年2月21日 (火)

利根川のサケ

利根川と群馬県内の支流には、昔は秋になると沢山のサケが海から遡ってきた。本流の沼田や支流の烏川、鏑川でも鮭漁が行われていた。しかし、戦後川は荒れ、昭和40年に利根大堰、河口堰がの工事が相次いで開始されると、サケは利根川に姿を見せなくなってしまった。昭和50年代半ばから全国的にカムバックサーモン運動(確か宝酒造が熱心にCMなんかしていた)が盛り上がりをみせ、前橋市の「利根川にサケを呼び戻す会」をはじめとして市民団体がサケのふ化・放流を始めた。

昭和58年から利根大堰を管理している水資源機構(旧水資源公団)が、堰の魚道でサケの遡上調査を行っている。昭和58年から平成8年までは年間300尾未満だったが、平成11年には733尾、15年に1515尾、そして昨年17年はついに2283尾となった。利根大堰を越えて上流に遡るサケは確実に増加している。

Photo_2 Sake (利根大堰と遡上数)

Sake_4 Photo_4 (調査の様子と魚道観察窓)

利根大堰を越えるサケが増加しているのは何故か?利根大堰の魚道が改修されたこともあるだろうが、その後も増加傾向にあるのはどうしてだろう。サケ稚魚の放流数は増えてはいない。私は、サケのライフサイクルが利根川に定着しつつあると考えている。自然産卵→ふ化→降海→回遊→遡上→産卵 というサイクルが利根川に戻ってきているのではないだろうか。

平成16年の秋に利根川支流の神流川でサケの自然産卵が目撃されたことが上毛新聞で報道された。しかし、産卵が確認された場所は冬場の渇水のため干上がってしまうような場所だった。そのため、群馬県水産試験場と県庁蚕糸園芸課では特別な許可をとって、川底に産み付けられた卵の救出作戦を行った。(法律で、河川のサケや卵を採取することは特別な場合を除き禁止されている。)保護されたサケの卵は水産試験場で育てられ、その一部は群馬・埼玉の神流川沿い小学校にも分与され、翌年の3月初旬に再び、神流川に放流された。Sake_3 Photo_18   

(サケ卵救出作業の様子とサケ卵)

また、サケの遡上数が2千尾を超えた平成17年秋の産卵シーズンは、利根川本流、神流川、鏑川、烏川などでもサケの産卵が魚類研究家に目撃された。そう、確実に利根川のサケは復活してきている。

現在、群馬県内では7団体がサケのふ化・放流に取り組んでおり、水産試験場でもふ化・放流事業を実施している。しかし、ふ化させる卵は全て福島県産である。せっかく、利根川にこれだけのサケが帰ってくるのだから、利根川に戻ってきたサケの卵をふ化放流するのがよいのではないか? 条件は整いつつあると思うのだ。どうでしょうか?

Photo_17 3月初旬の放流を待つサケの稚魚(水産試験場)

(掲載写真はクリックすると大きくなります)

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2006年2月23日 (木)

なまずの天ぷら(小林屋)

群馬県の形は「上毛カルタ」で「鶴舞う形の群馬県」と詠まれている。その鶴のくちばしの部分に邑楽郡板倉町がある。群馬県は割とコンパクトにまとまって、前橋はそのやや中央部にあるので、どこでも車で気軽に出かけられるのだが、板倉町は遠い。板倉町は埼玉県、栃木県と接しており、茨城県もすぐそばである。言葉も上州弁ではなくて、栃木や茨城のイントネーションでしゃべっている。板倉町は群馬の水郷地帯と呼ばれ、川魚を食べる食文化がある。(館林~板倉周辺を除き、群馬県は海無し県でありながら、川魚を食べる食文化に乏しい県である) で、板倉町に来たら是非、ナマズ料理を食べてみたい。

Dsc00038 すこし前になってしまうが、出張で館林市に出かけたので、雷電神社のすぐ隣にある川魚料理の『小林屋』(板倉町板倉)に寄った。注文したのはナマズの天ぷら定食。鯉に目のない同僚のH本さんは、鯉こくを追加注文。ナマズはその姿に似合わずに、淡泊な白身で、非常にあっさりとしている。だから、天ぷらなどの油を使った料理によく合う。_1_2 _2_2

板倉周辺では、くちぼそ(モツゴ)の甘露煮もよく食べる。お酒のおつまみや箸休めに良いですが、お茶うけにも合うんですね。お試し下さい。

このときは、H本さんの他に若い女性のT井さんも一緒だったのだが、T井さんもナマズの天ぷら定食をぺろりと完食。美味しいよね鯰の天ぷら。

食後は腹ごなしに『雷電神社』を散歩。地元では「らいでんサマ」と呼ばれているらしい。歴史はかなり古く、千年以上らしい。格式も高く、雷電神社の総本宮。火雷大神(ほのいかづちのおおかみ)・大雷大神(おおいかづちのおおかみ)・別雷大神(わけいかづちのおおかみ)、菅原道真公ほかをお祀りし、雷よけ、厄よけなどの御利益がある。上司からの雷よけのために是非お参りしなければ。

Dsc00041 雷よけを熱心にお願いしたあと、こんな立て札に気がついたので、早速行ってみた。

Dsc00045 すると、『なまずさん』が鎮座されておりました。なかなかリアルなナマズです。

Dsc00047 なまずさんを撫でると自信がわき出す!と書かれていたので、T井さんがナデナデ。H本さんがなまずさんをうらやましいそうに見ていました。

館林市から板倉町周辺には川魚料理のお店が多いので、機会があれば紹介したいと思います。

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2006年3月 1日 (水)

渓流釣り解禁

P3010096 群馬県内の河川では、本日、一斉にヤマメ、イワナなどの渓流釣りが解禁されました。県内に春の訪れを告げる季節の風物詩です。高崎市の烏川では、解禁を待ちかねた釣り人がおもいおもい竿を出し、20センチあまりのヤマメを次々に釣り上げていました、ってニュースが流れていたかどうかは、知りませんが、とにかく、今日から渓流釣りが解禁でP3010097 す。私は、解禁釣行はできませんでしたが(成魚放流の魚をガヤガヤした雰囲気の中で釣りたいとも思いませんし)、解禁の様子を調査に行ったサンビーム高崎店の店長によれば、旧倉渕村の烏川では良型のヤマメが結構釣れていたということです。(でも、ヤマメ・イワナは20尾までという制限数をお忘れなく、違反すると漁業法違反で訴えられます)

利根川本流には「利根鱒」と呼ばれるいわゆる「戻りヤマメ」が生息しています。戻りヤマメとはサクラマスと異なり、海まで降りないで、下流域で大型化したヤマメが前橋周辺に遡ってきたものとされています。阪東堰下はこれから利根鱒狙いの釣り人で賑わいます。私も以前、利根鱒を狙って、前橋の関根の辺りでルアーを投げていたのですが、1尾も釣ることができませんでした。(魚がいなかったわけではなく、肩より先の問題でしょうが)

ここ数年、渓流釣りからは遠ざかっていたのですが、今年は再開しようと思っています。そういえば同僚のS山さんもおいしいヤマメを釣りたいので、渓流釣りにチャレンジしたいと言っていました。さて、どこに行こうかな。

(写真はサンビーム高崎店の吉原店長からご提供頂きました。クリックすると別ウインドウで大きく表示されます)

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2006年3月 4日 (土)

利根川のサケについての発表会

千代田町と埼玉県行田市にまたがる利根大堰を越えて遡上するサケの数が今シーズンは2,283尾と調査開始以来最高を記録したことは前に書きましたが、3月22日に県庁で利根川のサケ遡上に関する発表会が開催されることになりました。

  • 開催日時:3月22日(木) 19;00~20:30
  • 場   所:群馬県庁2階 ビジターセンター
  • 内   容:①サケの生態(水産試験場)、②利根大堰の状況とサケ遡上調査結果(水資源機構)、③利根川中流域のサケ産卵状況(南限のサケを育む会)
  • その他、詳しくは県庁蚕糸園芸課ぐんまの魚振興室(027-226-3097)まで、お問い合わせ下さい。

発表会では、群馬県内で確認されたサケの産卵の映像も見られるはずです。えっ、こんなところで、あんなに大きなサケが産卵していたの?!と驚かれるかも。普段の通勤や通学で、気にしないで渡っている橋の下で4年前に海に旅立ち、ふるさとの川に帰ってきたサケたちの命のドラマが展開されていたかも知れません。

群馬県内では3月4日、5日の土日に各地の市民団体によるサケの放流式が行われます。放流されるサケ稚魚は福島県産の卵からふ化したものです。利根大堰を越えるサケは最近では1,500~2,000尾います。利根大堰で採捕したサケから卵を採り、その稚魚たちを利根川水系に放流することはできないのでしょうか。試算してみました。

  • サケ♀1尾からの平均採卵量:3,000粒
  • 発眼率:70%
  • メス親魚採捕数:20尾/日
  • 以上のとおりと仮定すると・・・・・・

3,000×20×0.7=42,000粒の発眼卵 となります。利根大堰の遡上ピーク時であれば、1日分のサケで4万粒の発眼卵を得ることができます。漁協、サケの放流に取り組む市民団体、水産関係機関、水資源機構、国交省などの関係者が連携すれば、群馬県内で放流されるサケ稚魚を全て利根川産に替えることも可能であると思いませんか?Photo_37 Sake_6

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2006年3月 6日 (月)

桐生川

Photo_41 今日は、水産試験場の調査に同行し、桐生市梅田公民館近くの桐生川へ行きました。桐生川は渡良瀬川の支流で、長さ約58㎞。名前のとおり、川は主に桐生市を流れています。

Photo_42 水産試験場職員が電気ショッカーを使って調査をします。電気ショッカーを使って魚を捕ることは法令で禁止されていますが、研究機関が調査を行う場合には、特別の許可を受けて使うことができます。今日の調査では、ヤマメ、ウグイ、アブラハヤを確認しました。

近所の人によると「この辺にも昔はカジカがいっぱいいたんさネ~。でも、ダムができてからほとんど見なくなったいね。」ということでした。桐生川上流に桐生川ダム(梅田湖)ができたのは昭和58年。カジカの減少とダムが直接結びつくのか否は分かりませんが、昭和50年代後半頃からカジカの姿が消えていったのでしょう。

今日の調査地点は、水は澄んでいてきれいだったのですが、肥料の袋やブルーシートの切れ端、レジ袋、空き缶が川底の石にひっかかり、挙げ句の果てはゴム製の避妊具までもが、漂ったりしていました。残念でした。

ところで、桐生と言えば、福井、駒ヶ根と並ぶ我国有数のソースカツ丼地域?らしいので、今日の昼食は「藤屋食堂」でソースカツ丼と決めていました。生まれも育ちも桐生市のK林さんの道案内で我々は藤屋食堂を目指しました。私は未だ桐生のソースカツ丼を食べたことがありません。ワクワクしながら、いよいよ藤屋食堂に到着しました。「・・・・・・・。」藤屋食堂は閉まっていました。ここは月曜日が定休日だったのです。無念です。仕方なしに、みやじま庵錦町店でBランチを食べました。楽しみにしていたソースカツ丼を食べられなかったショックのため特にみやじま庵のBランチについてのコメントはありません。Mesi

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2006年4月12日 (水)

カジカの卵

Img_1808 Img_1810 今日は、東吾妻町の川へカジカの卵を探しに行きました。カジカは渓流にすむ淡水魚。川底を泳ぎ、石に隠れていることが多いので、あまり人目にはつきません。釣りの対象ともなっておらず、体も大きくないので(10~15センチくらい)、同じ渓流にすむ魚のヤマメやイワナに比べて地味な存在です。群馬県動物レッドデータリストでは「準絶滅危惧」に指定されています。

Img_1816 カジカの産卵期は2~3月頃です。もう時期が遅いかなと思いながら川底の石をひっくり返して卵を探しました。(カジカは浮石の下側に卵を産み付け、雄が保護する)。なかなか見つけることができなかったのですが、ヤマメ釣りをしていた地元の人が2~3日前に見つけたという場所に移動したところ、何個かの卵塊を見つけることができました。その地元の釣り人も言っていましたが、今年はカジカの産卵がやや遅れ気味のようです。

Img_1819 よく見ると卵の中に黒い2つの目玉が見えます。「発眼卵」の状態です。ふ化間近です。

カジカは昔、川の上・中流のどこにでもいた魚。川を取り巻く環境が回復して、再び身近な魚になると良いですね。

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2006年4月17日 (月)

箱島養鱒センター 尺やまめ群泳&コバルト鱒

東吾妻町箱島にある群馬県水産試験場箱島養鱒センターは、箱島湧水の豊富できれいな水を利用してヤマメ、ニジマスなどの増養殖研究や養殖の技術指導を行っている施設。

Img_1891 ヤマメは卵から2年目の秋に採卵する。箱島養鱒センターではこの秋に採卵する親魚候補生である尺ヤマメが池で群泳している。川で釣れれば魚拓ものだ。このヤマメは秋には1㎏級に成長する。1㎏のヤマメは迫力がある。オスは鼻曲がりになりサケそっくり。

Img_1911 これは、コバルト鱒。ニジマスの突然変異で体の色が青い。普通のニジマスに比べて成長は悪く、弱々しい。でも池で泳ぐ姿はとてもきれいだ。         

                                      

Img_1903 場内にキジの尾羽が落ちていた。何日か前にはキジの鳴き声も聞いた。きっと近くにすんでいるのだろう。養鱒センターの周りは自然がいっぱいだ。

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注意:このブログ内にはスポンサーサイトの広告が入ります。私の趣味、信条とは全く関係ありません

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