文化・芸術

2006年2月23日 (木)

なまずの天ぷら(小林屋)

群馬県の形は「上毛カルタ」で「鶴舞う形の群馬県」と詠まれている。その鶴のくちばしの部分に邑楽郡板倉町がある。群馬県は割とコンパクトにまとまって、前橋はそのやや中央部にあるので、どこでも車で気軽に出かけられるのだが、板倉町は遠い。板倉町は埼玉県、栃木県と接しており、茨城県もすぐそばである。言葉も上州弁ではなくて、栃木や茨城のイントネーションでしゃべっている。板倉町は群馬の水郷地帯と呼ばれ、川魚を食べる食文化がある。(館林~板倉周辺を除き、群馬県は海無し県でありながら、川魚を食べる食文化に乏しい県である) で、板倉町に来たら是非、ナマズ料理を食べてみたい。

Dsc00038 すこし前になってしまうが、出張で館林市に出かけたので、雷電神社のすぐ隣にある川魚料理の『小林屋』(板倉町板倉)に寄った。注文したのはナマズの天ぷら定食。鯉に目のない同僚のH本さんは、鯉こくを追加注文。ナマズはその姿に似合わずに、淡泊な白身で、非常にあっさりとしている。だから、天ぷらなどの油を使った料理によく合う。_1_2 _2_2

板倉周辺では、くちぼそ(モツゴ)の甘露煮もよく食べる。お酒のおつまみや箸休めに良いですが、お茶うけにも合うんですね。お試し下さい。

このときは、H本さんの他に若い女性のT井さんも一緒だったのだが、T井さんもナマズの天ぷら定食をぺろりと完食。美味しいよね鯰の天ぷら。

食後は腹ごなしに『雷電神社』を散歩。地元では「らいでんサマ」と呼ばれているらしい。歴史はかなり古く、千年以上らしい。格式も高く、雷電神社の総本宮。火雷大神(ほのいかづちのおおかみ)・大雷大神(おおいかづちのおおかみ)・別雷大神(わけいかづちのおおかみ)、菅原道真公ほかをお祀りし、雷よけ、厄よけなどの御利益がある。上司からの雷よけのために是非お参りしなければ。

Dsc00041 雷よけを熱心にお願いしたあと、こんな立て札に気がついたので、早速行ってみた。

Dsc00045 すると、『なまずさん』が鎮座されておりました。なかなかリアルなナマズです。

Dsc00047 なまずさんを撫でると自信がわき出す!と書かれていたので、T井さんがナデナデ。H本さんがなまずさんをうらやましいそうに見ていました。

館林市から板倉町周辺には川魚料理のお店が多いので、機会があれば紹介したいと思います。

(写真をクリックすると別ウインドウで大きく表示されます)

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2006年2月26日 (日)

ひな人形(人形の島久)

もうすぐ、3月3日、ひな祭りですね。毎年話題になった人や出来事を象ったひな人形がテレビで紹介されますが、今年はトリノびな・荒川静香で決まりでしょうね。(お内裏さまが問題かな?メダリストは荒川一人ですから)

さて、うちにも娘が2人いるので、この時期になると、おひな様を飾ります。我が家のおひな様は前橋市本町1丁目の島久作です。長女の初節句のときに、奥さんとおかーさんが前橋市内の人形店を何軒もまわったところ、「人形の島久」のおひな様が一番良かったのだそうです。_1_4 Dsc01066

たしかに、あとから他のひな人形もいくつか見ましたが、我が家のおひな様が一番品があるように思えます。(親バカ?ひなバカ?)

島久の人形の頭は伝統的な「桐塑・胡粉技法」という製法で作られているのだそうです。衣装には国産の絹が使われています。「ぐんまシルク」の認定品もあるようです。平成13年には「群馬県ふるさと伝統工芸品」の認定も受けるなど、こだわりの人形作りをしています。購入時には、これらの知識はなかったのですが、やはり他のおひな様とは違っていたんでしょうね。

で、こんなに良いおひな様な持ち主である娘達は、そんなことよりも桜餅のほうが気になるようです。

(写真をクリックすると別ウインドウで大きく表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年3月 2日 (木)

群馬交響楽団創立60周年記念展示&ロビーコンサート

1945年11月に高崎市民オーケストラとして発足した群馬交響楽団(群響)が60周年をImg_0953_2 迎えた。群響については、群馬県民であれば知らない人はいないし、映画「ここに泉あり」 (私が生まれる前の映画なので映画の内容は知らない(^^;))や最近では2003年10月にNHKの「プロジェクトX」でも取り上げられ、群響草創期の苦労話は結構広く知られていると思う。

プロジェクトXの中でも感動シーンとして紹介されていた「移動音楽教室」。昭和22年頃から始まり、現在でも年間約80の小中学校を巡回しているとのこと。私が高崎市立佐野小学校に通っていたころ(まだとっても可愛かった頃)、学校の体育館で群響の演奏を聴いた記憶がある。多分、この移動音楽教室で生まれて初めてオーケストラの生の音にふれたという子供がほとんどだろう。群響がもっと世界的に有名になって、公演で忙しくなったとしても、移動音楽教室だけは続けて欲しいと思う。

Img_0955 Img_0958 現在、群響60周年を記念して、県庁1階県民ホールにおいて、記念展示とロビーコンサートが行われている。私はクラシックとYMOと大塚愛が好きなので、帰りがけに寄ってみた。展示は、群響結成当時から現在までの歴史を伝える写真や演奏会のポスターが時代ごとに並べられていImg_0949_1 る。展示ポスターの中で一番古い昭和23年第17回定期演奏会のものは模造紙に絵の具で書いたようポスターで入場料は会員35円となっていた。また、昭和48年のポスターの下のところには、藤五デパートの広告が入っている。子供頃は、藤五デパートの食堂でスパゲティーやお子様ランチを食べたり屋上の遊具で遊ぶのが楽しみだったな~。

_2_5 _10 記録写真は、草創期のオンボロ部屋での練習風景から移動教室で子供達が楽器運びを手伝っていたり、トラックの荷台の楽団員に手を振っている風景、そして全国的に実力のある楽団と認められて、現在に至るまでの様子がよく分かる。

_3 18:30から始まった今日のロビーコンサートは、群響入団3年目くらいまでの若手音楽家による弦楽五重奏。モーツァルトのセレナード第13番ト長調(アイネ・クライネ・ナハトムジーク)とドヴォルザークの弦楽五重奏曲ト長調。私はモーツァルトのこの曲を聴くと本屋さんに行きたくなってしまうのだが、何故だろう?

記念展示&ロビーコンサート(入場無料)は、3月5日(日)までは県庁1階県民ホールで、3月7日(火)から12日(日)までは高崎市役所ロビーで開催されている(コンサートは10日まで)。アンサンブル演奏の時間等詳しいことは県教育委員会文化課(027-226-4682)か群響事務局(027-322-4316)まで。

(写真をクリックすると別ウインドウで大きく表示されます)

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2006年3月 5日 (日)

桜餅、そしておひな様に関する疑問

今日、奥さんと子供達が桜餅を作りました。ただし、あんこと桜葉の塩漬けは、買ったものです。桜葉の塩漬けの原料は、ネットで検索すると「八重桜」、「大島桜」などと書かれていますが、ソメイヨシノではできないのでしょうか?奥さんは購入した桜葉のパッケージを見ながら「中国産しか売ってなかったのヨ~、大丈夫かしら?」などとブツブツ言っていました(私の奥さんは中国産農産物がキライです。)

白玉粉を溶いたものに小麦粉(薄力粉)を加え、ダマにならないようによく混ぜ、食紅を少し加えたものを、ホットプレートで焼いて皮を作ります。Photo_38 Photo_39

焼き上がった皮であんこを包み、桜葉でくるんで出来上がりです。桜の葉は使う前に水に浸して塩抜きをしておきます。Photo_40 1

和菓子屋さんで売っている桜餅よりも皮が厚くてまさに桜って感じで、私は好きです。

ところで、ひな人形について分からないことがあります。_1_7

二人並んですまし顔の「お内裏様」に「おひなさま」

_2_6

姉さまによく似た白い顔の「三人官女」

_3_1

「五人囃子」の笛、太鼓

_4

少し白酒召された「右大臣」に「左大臣」

_5

で、この3人組は何ていう名前なのでしょうか?

(写真をクリックすると別ウインドウで大きく表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年3月 7日 (火)

ソメイヨシノは美味くない&3人は怒り、泣き、そして笑っていた

一昨日の記事に、ソメイヨシノの葉で塩漬けはできないのか?という疑問を書いたところ、桜のことはオレが群馬県で1番よく知っているゼ!という人から「塩漬けにするのは、オオシマザクラ。ソメイヨシノは食用にはしない。食って食えないことはないだろうが、香りも違う。」という回答がありました。で、私もネットで調べてみました。

桜葉の塩漬けは静岡県の松崎町が全国生産量の70%を占めており、葉をつけ込む時期には町中にその香りが漂うということで、環境省の「かおり風景100選」に入っています。この「かおり風景100選」、初めて知ったのですが、群馬県からは、草津温泉湯畑が入っていました(あまりイイ香りとは思いませんが)。桜の木というと、普通のお花見をするような木を想像していたのですが、松崎町の大島桜畑の写真を見ると、背丈よりも低い低木で、ちょっと伸びすぎたお茶畑って感じです。大島桜は香りの成分クマリンが多く含まれ、葉の裏側にうぶ毛がなくツルッとしているため、塩漬けに最適な種類なのだそうです。来年は是非、この松崎町の桜葉を入手したいですね。県立森林公園「さくらの里」にも大島桜があるので、そこで摘んできて自分で塩漬けを作るっていう手もありますね。

もうひとつの疑問。Photo_44 この3人組の件です。

前述の、桜のことはオレが群馬県で1番よく知っているゼ!の人は、桜以外のこともよく知っているようで、「これは、衛士、または仕丁っていうんだよ。怒り上戸、泣き上戸、笑い上戸を表しているのだ。」と教えてくれました。確かに、この3人の表情を見ると、そうなっています。

_1_8 怒っています

_2_7 泣いています

_4_1 笑っています

関東と京風では、3人の持ち物が異なり、関東では台傘、沓台、立傘。京風では熊手、ちりとり、箒となっています。我が家のひな人形は、京風のようです。

私が「ひな人形の片づけは急がないでいいよ。」と言ったせいでしょうか、奥さんは人形をまだ、片づけていません。上の娘は焦った声で、「早く片づけてよ~!」って言ってますけど。

(写真をクリックすると別ウインドウで大きく表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年3月 9日 (木)

群馬会館 開館75年記念「昭和辨当」

Img_1078 Photo_45 県庁の向かいに建つ「群馬会館」は、昭和5年(1930年)に昭和天皇の即位を記念して群馬県で初めて造られた公会堂。当時流行したルネッサンス様式の重厚さは「昭和」を感じさせます(旧首相官邸に似た雰囲気があると思いませんか?)。私、建築のことは全く知りませんが、県庁昭和庁舎とともに昭和を代表する建造物と言えるのではないでしょうか。

その群馬会館では、開館75年を記念して講演会や写真展、天文観察会などを企画しています。それに関連して、群馬会館の中にある「群馬會舘食堂」が75年記念スペシャル企画弁当を期間限定販売するというお知らせがありました。9日間のみ販売される弁当の名前は、『昭和辨当』! すばらしい。群馬會舘食堂の昭和辨当。お知らせには「懐かしい洋食のバラエティー豊かなお弁当です。」と書いてあります。これは注文しないわけにはいきません。

注文しました。値段は750円。最近のワンコイン弁当全盛期にしては、少々高めです。しかしながら、なんといっても『昭和辨当』なのですから、少々高めでもしようがないです。昼になり、昭和辨当が配達されてきました。中にはどんな昭和が詰まっているのでしょうか。ワクワクします。

_2_8 昭和辨当は2段重ねになっていて、1段目にはハンバーグ、えびフライ、ウインナー、ナポリタン、卵焼き、ポテトサラダ。2段目は、ご飯+のり、お新香、缶詰のみかん。美味しいのですが、私の『昭和辨当』という名前に対しての期待が大きすぎたせいでしょうか、「さすがは昭和辨当だImg_1077 ~!」って言う感激はありませんでした。同じく昭和辨当を注文した同僚のY野さんは「ご飯が海苔+白ご飯じゃなくて、ケチャップライスだったら良かったのにな~」と言っていました。同意。もう一つ昭和を感じさせる工夫が欲しかったですね~。

群馬會舘食堂では、スペシャルメニューとして3月11日(土)~16日(木)の6日間限定で、『特選洋食小皿料理』(2,625円)というのも企画しています。こちらは、伝統ある料理から選りすぐりの品々を小皿で少しづついろいろ楽しめるメニューだそうです。

(写真をクリックすると別ウインドウで大きく表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年3月13日 (月)

群馬の絹展

3月8日から13日まで、県庁県民ホールで『第5回・群馬の絹展』が開催されていた。主催は『「群馬の絹」活性化研究会』。

国産マユの生産量は減少の一途をたどっており、最近では桑畑もめっきり少なくなってしまったが、上毛カルタに「まゆと生糸は日本一」と詠われているとおり、群馬県のマユの生産量は今でも全国一である。

絹展では着物やスカーフ、小物、シルク入りの化粧品等々が展示・即売されていた。Img_1087 Img_1086 Img_1085

                           

私は国産シルクのスカーフを買う資金力が無かったので、『絹入りせっけん』(碓氷製糸農業協同組合、315円)を購入。_1_13 _2_10 パッケージには、「保湿成分シルクパウダー入りでお肌を滑らかに洗い上げます」、と書いてある。お肌滑らか効果はあるのだろうか?現在、奥さんが使用しているが、なめらかになるといいな~           

碓氷製糸農業協同組合HP ←「チョップ図鑑」は必見。

(写真をクリックすると別ウインドウで大きく表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年3月14日 (火)

ベビースター 下仁田ねぎラーメン

群馬県で生まれ育った人なら誰でも知っているし、やったことがある「上毛カルタ」。その_1_15 上毛カルタで唯一の食品関係札が、『ね』、「ねぎとこんにゃく下仁田名産」。下仁田ネギは、群馬のブランド高級野菜の代表格である。

先日、高崎駅の売店でおみやげ品として売られていた「ベビースター・下仁田ねぎラーメン」(630円)を買った。ベビースター(おやつカンパニー)は、全国のご当地ベビースターをおみやげ用として売っている。群馬県版は、この下仁田ねぎラーメンと上州舞茸うどん。高崎駅で見かけたのは下仁田ねぎだけだった。_2_11

下仁田ねぎラーメンのパッケージには「原料提供元 甘楽富岡農業協同組合」とある。地元では「JAかんとみ」と略して呼ばれ、下仁田ネギの生産地の農協だ。さらに箱側面には下仁田ねぎが別名殿様ねぎと呼ばれる由来や栄養成分についても言及している。勉強になるな~。箱をひっくり返して表示を見ると原料の欄に「下仁田ねぎ」と書いてあった。別にJAS法ではここまでの表記は求めていないと思うが、まぁ、ここまで書くからには本当に下仁田ネギが入っているのだろう。 Photo_49 

Photo_50

箱の中には20g入りの小袋が8袋入っている。袋を開けて、麺を観察するとポチポチと青Img_1146_2 い粒が見える。これが練り込まれている下仁田ネギなのだろう。実は私、ネギ(&玉葱)はちょっと苦手。ちょっとつまんで口に入れてみた。う~ん、なかなかイケます。塩味でオリジナルのベビースターよりもあっさりして、ネギの香りが口の中にほのかに拡がる感じ。お菓子なのでそんなにネギの味は強くない(当たり前か)。おいしい。

と、ここでひとつの疑念が。「まさか、埼玉県版で深谷ネギを練り込んだ『深谷ねぎラーメン』なんて、出してないだろうな?」。早速、おやつカンパニーHPで調べたところ大変なことが分かった。埼玉県版ベビースターは無かったのだ! 『ベビースター秩父豚肉味噌漬け味』なんていかがですか?おやつカンパニーさん。

(写真をクリックすると別ウインドウで大きく表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年6月 4日 (日)

ウィリアム・モリス展 県立館林美術館

多々良沼の近くにある県立館林美術館に「ウイリアム・モリス展」を見に行ってきました。

P6040040 P6040038

ウイリアムモリスは19世紀英国の画家、デザイナー、作家、そして社会主義運動家。植物や鳥などをモチーフとした壁紙やテキスタイルは有名ですね。

モリスの活躍した頃のイギリスでは産業革命による大量生産の製品があふれ、多くの庶民が単純労働に疲れていました。モリスは職人の手仕事の美しさが失われていることを嘆き、生活と芸術を一致させようという運動を主導しました。また、中世のように働くことに喜びを感じる社会を作ろうとしました。

モリスのデザインを見ていると、田んぼとか手入れの行き届いた雑木林とか、美しい里山の風景を連想します。全然違うものなのに何故かな~?

P6040048

ウイリアム・モリス展は6月18日(日)まで

群馬県立館林美術館 

ウイリアム・モリス  フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年7月 3日 (月)

季節の和菓子 栄光堂(前橋市昭和町)

P7020001 生クリームたっぷりの洋菓子もおいしいですが、季節感のある和菓子を無性に食べたくなることってありますよね。
前橋市昭和町にある創作和菓子処「栄光堂」。季節の和菓子がおいしいお店です。お菓子に使う餡は国産小豆を炊きあげた自家製です。

P7020006 季節の上生菓子。こういうお菓子を見ると、日本に生まれてよかったって思いませんか?季節感たっぷりの和菓子って大切にしたい食文化だと思います。

P7020016 P7020018 麩まんじゅう。生麩の中に粒あんが入っています。

P7020008 わらび餅。娘の大好物です。

P7020011 P7020013 葛ざくら。吉野葛の生地でこしあんを包んでいます。なんて涼しげなんでしょう!

この他にも夏限定のお菓子では「白玉ぜんざい」、「水ようかん」、「水無月」等々がおいしそうでした。次回のお楽しみです。

(写真をクリックすると大きく表示されます)

栄光堂HP

| | コメント (0) | トラックバック (1)

より以前の記事一覧