木馬瀬の福寿草自生地 (安中市松井田町)
フクジュソウ(福寿草)は、ギンポウゲ科の多年草。里山の早春を彩る代表的なスプリング・エフェメラルです。“福寿草”という名前はとてもおめでたい感じがしますね。旧暦の正月頃に咲き始めるので、人々に新春を告げる花として“元日草”や“朔日草”とも呼ばれます。
安中市松井田町上増田の木馬瀬(ちませ)地区には、群馬県を代表するフクジュソウの自生地があります。例年2月初旬から3月上旬が見頃だということなので、昨日、行ってみました。
松井田市街地から県道33号渋川・松井田線を倉渕方面へ。上増田木馬瀬の増田川左岸にある小山が福寿草自生地です。昭和62年に松井田町(当時)の天然記念物に指定されています。
木馬瀬には、この福寿草にまつわる伝説が残されています。
『幕末の偉人、小栗上野介(小栗忠順)が、勘定奉行を罷免され、領地の権田村(現、高崎市倉渕町権田)へ向かう途中、木馬瀬に幕府の軍用金を埋めた。この黄金が日の目を見ることなく地中に埋もれていることを悲しみ、地上に萌え出して黄金色の花を咲かせている。』
この伝説との関わりは分かりませんが、自生地の小山の頂上には小さな石の祠がありました。
木馬瀬地区では自生地周辺を『福寿草の里』として整備しており、2月の最終日曜日には福寿草まつりが開催されます。
福寿草開花情報(安中市松井田支所HP)
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コメント
なんとも春っぽいかんじです。
今年の冬は本当に暖冬です。
もうじき丸竹フライロッドが
完成しそうです。
投稿: 無糖 | 2007年2月18日 (日) 20時43分
無糖さん
ここの福寿草も、今年は例年よりも花の時期が早いようです。
逆に開花前に厳しい寒さにさらされないと、花がつかない植物は開花が遅れているとか。
もう渓流解禁目前ですね。
投稿: こにタン | 2007年2月18日 (日) 21時24分
こんばんは!
私も、自分の記事をアップしたあとにこちらに来て見て、あれ!っと思いましたが・・・
自生地で、これだけ咲いているのも見事でしょうね。
今度は松井田に行ってみようと思います。
(来年かな・・・)
投稿: hisa | 2007年2月18日 (日) 22時22分
hisaさん
気が合いますね(笑
この時期は花が限られるので、重なる確率高いかも
南斜面に群生する福寿草はみごとでした。
このすぐそばには、ロウバイの郷もあるのですが、今年見逃してしまったので、
来年はそちらにも行ってみるつもりです。
投稿: こにタン | 2007年2月18日 (日) 22時41分
福寿草にろうばい。
春が近づくとだんだん彩り鮮やかになってきますね。
桃、梅、桜、まだまだ楽しみが続きますね。
投稿: 店長 | 2007年2月19日 (月) 01時17分
こんばんは。
福寿草綺麗ですね。
それにしても凄い群生ですね。写真も良く撮れていますね。
我が家の福寿草は、2週間ぐらい前に咲き始めました。
投稿: MARU | 2007年2月19日 (月) 19時57分
店長さん
これから各地の梅林で梅まつりですね。
そのあとは桜。どこに行きましょうかね~
群馬は高低差があるので、花が咲き始めると、県内で長く花が楽しめますね。
投稿: こにタン | 2007年2月19日 (月) 20時51分
MARUさん
私もここの福寿草は初めてだったのですが、
なかなかなものでした。
見物客も結構いました。
ところで、寝てなくてよろしいのですか?
インフルエンザでは大変ですね。
お大事に。
投稿: こにタン | 2007年2月19日 (月) 20時57分