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2006年11月14日 (火)

サケの遡上(利根川・利根大堰)

今、サケが利根川を遡上しています。
利根川はサケが遡る南限の川と言われています。
群馬の川で生まれ、或いは放流されたサケの稚魚たちは日本から遠く離れた北洋を約4年間(3冬)回遊します。そして大きく育ったサケは命を次へ引き継ぐために稚魚の時の記憶を頼りに故郷の川を目指して海から河口へ、河口から上流へと懸命に泳いで来ます。

利根大堰(千代田町・埼玉県行田市)を管理する「独立行政法人 水資源機構 利根導水総合管理所」では、昭和58年から利根大堰の魚道でサケの遡上数を調査しています。
調査開始以来、多少の凸凹はありますが、サケの遡上尾数は右肩上がりで増加しており、平成17年はこれまでの最高の2,283尾を記録しています。

Sake_1 (利根導水総合管理所HPより)

サケ稚魚の放流は群馬では7つの団体と水産試験場が行っていますが、放流尾数は以前に比べると少なくなっています。それにも係わらず、利根川を上るサケの数が増えているのは、自然産卵が増えているのではないかと思います。昨年、サケの調査を行っている団体が県内各地の河川を調査したところ、利根川本流、神流川、鏑川、烏川などでサケの産卵行動を確認しています。
昭和40年代に河川環境の悪化によっては途絶えてしまった利根川のサケは、関係者(もちろんサケの卵を毎年大事に育てている子供達を含む)の努力により着実に復活してきているのではないでしょうか。

利根大堰には3つの魚道が設けられています。そのうちの埼玉県側の1号魚道には、観察室があり、魚道側面の窓から魚道内を観察できるようになっています。この時期は、迫力あるサケの姿を見ることができます。
北海道・東北地方ではサケはそれほど珍しい魚ではないのでしょうが、群馬県では生きたサケの姿を見ることはめったにありません。魚道内で跳躍するサケの姿に見とれてしまいました。

Img_4350 利根大堰

Img_4348 埼玉県側の1号魚道

Img_4331

Img_4342

Img_4346

今年、利根大堰で確認されたサケの数は11月13日現在で1,174尾。これは最高記録だった昨年を上回るペースです(昨年同時期は983尾)。記録更新が期待されます。

水資源機構利根導水管理所HP (サケ遡上データが見られます)

サケが帰る川を取り戻そう (ぐんま見聞録・別冊「協働の現場から」)

利根大堰/サケの遡上 (ウェブ・フォト・ニュースぐんま 2005年11月22日号)

グッドぐんま サケ関連記事
 鮭と鱒 (2006年9月7日)
 利根川のサケについての発表会 (2006年3月4日)
 利根川のサケ (2006年2月21日) 

対岸(群馬県側)に怪しい人影! この時期にこの場所での釣りは不自然。サケの密漁か?!
河川でサケを捕ることは、水産資源保護法および県漁業調整規則で禁じられています!(もちろん罰則もあります)。

_1_51 何を狙っているのか?

Pb130023 怪しい

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コメント

密漁、何とかしたいね!
22日の採卵見学会は群馬県HPにアップしました。

不明のキノコ・・・コトヒラシロテングタケ
最近になって名前がつけられたもので図鑑(特に古いもの)にもあまり載っていません。

投稿: きのこ守 | 2006年11月15日 (水) 22時26分

忘れていた・・・。
コトヒラ・・・の写真頂戴。HPに使わせて!!

投稿: きのこ守 | 2006年11月15日 (水) 22時27分

きのこ守さん

利根大堰の下でこの時期にルアー(?多分)を曳いている。ヤマメ狙いだったとしても違法ですね。
漁業関係法令違反摘発実績№1の大泉署の活躍を期待したいものです。

キノコの琴平ナントカの画像はドーゾ。
ところで、食えるのですか?
水試の庭にボコボコ生えてましたが

投稿: こにタン | 2006年11月15日 (水) 22時59分

試食してみて・・・誰も試してない。
多分、こにタンが最初で最後になると思う。

何しろタマゴテングタケの仲間だからねぇ~

投稿: きのこ守 | 2006年11月15日 (水) 23時48分

こんばんは。
私の店のお客さんから聞いた話ですが、神流川にも鮭が上っているみたいです。これを密漁した人が警察に捕まったそうです。釣り人が携帯で通報したらしいですが、密漁に対しては警察に対処してもらいたいですね。

投稿: MARU | 2006年11月16日 (木) 00時29分

きのこ守さん

ドクツルタケ級ですか
試食は、止めときます

投稿: こにタン | 2006年11月16日 (木) 20時46分

MARUさん

神流川にも結構のぼるようですね。
神流川には埼玉県側でサケの放流をやっているようです。
19日に利根川にサケの産卵観察に行こうと思ってます。

投稿: こにタン | 2006年11月16日 (木) 20時49分

密漁です。
監視員に聞いたら、釣ってもリリースすれば取り締まれないとの事です。
現物を持っていないと取り締まりの対象にはならないと言っていました・・・
漁協も警察も弱っちいですなぁ・・・

投稿: take | 2007年1月18日 (木) 14時47分

takeさん

サケをキープしなくても、ルアーやタックル、釣りをしている場所などから、客観的に判断してサケを狙っていると判断されれば検挙、そして裁判で有罪の判決はあり得ると私は思います。
(駅の階段付近で手鏡を使用し、身だしなみ用です言い逃れようとしたが、有罪となった某大学教授の例もあり)
「ニゴイ釣ってんだよ! 文句あっか!」などと言いながらサケを狙うバカ釣り師が今後も多数出没するようなら、付近一帯を禁漁区にするというのも一案かと思います。
6月前のアユ稚魚釣りといい、秋のサケ釣りといい、この辺は無法地帯ですね。
行政と警察の厳しい対応をお願いしたいものです。

投稿: こにタン | 2007年1月18日 (木) 23時29分

もしかしてブラックバス釣り?
私はバサーで、利根川にも釣りに行ったことがあります。
利根川にサケが居るって始めて知りました!
間違って釣れちゃったら大変なことですね。
バサーはマナーが悪くてイメージが悪いかもしれませんが、決められたルールやマナーは守って釣りはしたいですね!

投稿: J | 2009年11月16日 (月) 14時49分

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2006年11月26日(日)、利根大堰に行く。 鮭の遡上が見られるということで、半信半疑であたっが、そう遠くもないので行くことにした。 ここは、3年前、少年2人とともにチャリで来たところだ。関連記事はこちらへ 来てビックリ。遡上するために作られた水路に鮭がたくさんいる。 【遡上用に作られた水路】 地下に行く階段を降りると、遡上用に作られた水路がガラス張りで見られる観察室がある。写真は1匹であるが、鮭は何匹もお�... [続きを読む]

受信: 2006年11月27日 (月) 23時37分

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