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2006年3月20日 (月)

相川考古館

Img_1241 5~6世紀の毛野国(古代ぐんま)は、東国の中心地であったことは、「大室公園」の記事で書いたとおり。古墳が多いと言うことは、当然埴輪も多い。群馬県県内の古墳からは重要な埴輪も多数出土している。教科書によく出てくる「挂甲に身をかためる男子」の埴輪は、太田市飯塚出土の国宝(東京国立博物館所蔵)。

県教育委員会の資料によると、群馬県内に存在する国指定重要文化の埴輪は5点。そのうち4点が『相川考古館』(伊勢崎市三光町6-10)の所有。その相川考古館に30年ぶりに行ってみた。

P3190018 相川考古館はそれ自体が史跡みたいな感じ。江戸時代の脇本陣の建物や土蔵に史料が展示されている。昭和25年10月に相川之賀氏のコレクションを展示する私立博物館として開館し、平成5年に財団法人となり現在に至っている。

受付で入館料500円を払うと、受付の人が「ここは初めてですか?」と聞いてきたので、2度目だったが、以前来たのは小学生の時だったので「はい。初めてです。」と答えた。すると、中を案内してくれるというので、お願いした。

Tinhiki この日は、「雛人形展」の最終日だった。明治期から昭和25年頃までの雛人形がたくさん展示されてた。今では珍しい御殿飾りも目を引いたが、中でも面白かったのは「ちんひき」という人形。女官が犬(狆)を散歩させている人形だ。今でも親戚がガラスケース入りの藤娘を送ったりするが、それに該当する人形らしい。犬は安産の象徴だから、こういう人形があったのか?

土蔵は2階建ての展示室になっていて、石器、埴輪、土器などが多数陳列されている。「この前の中越地震でも展示物がひとつも倒れなった」と案内してくれた人が言っていた。建物自体がかなり古く、ゆるみがあったので揺れを吸収したんじゃないだろうか?

Haniwa_1 国指定重要文化財の4つの埴輪は新しい立派な収蔵庫に展示されていた。いすに腰掛けて琴を弾く男子の埴輪はなんとも表情がイイ。琴をつま弾いているが、腰には短剣を差している。この埴輪は以前はよく教科書に掲載されていた有名人。この他に、鎧に身をかためた武人が1体と冠をかぶり正装した男子が2体。いずれも古代の豪族の姿を活き活きと今に伝えてくれる。久しぶりに素晴らしい埴輪を見ることができた。満足。

P3190014 この他に敷地内には群馬県でもっとも古い茶室「觴華庵」(県指定重文)がある。趣のある建物であるが、近づいて見ると、相当痛んでいる。近いうちに全面改修が予定されているという話だ。

この日は日曜日だったが、私の他に来館者は見えなかった。やはりいかに素晴らしい埴輪でも、所詮はハニワ。地味で一般受けはしないのだろうか? 群馬県民は1度は見ておくべきだろうと私は思うのだが(そう言う私もまだ2回目)。

(写真をクリックすると別ウインドウで大きく表示されます)

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